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【映像】兄弟弟子対決となった予選決勝

 朝日杯将棋オープン戦二次予選が12月12日に行われ、斎藤慎太郎八段(30)が同門の弟弟子・黒田尭之五段(27)に勝利し、4年ぶり3度目の本戦トーナメント進出を決めた。

【映像】兄弟弟子対決となった予選決勝

 注目の同門対決は、兄弟子の斎藤八段が白星を手にした。畠山鎮八段門下の両者による予選決勝は、相掛かりの出だしに。互いに手の内を知り尽くした仲とあり、早いペースでの進行となった。先手の黒田五段が雁木に組んだところで斎藤八段が端歩を突いて開戦。後手からの猛攻撃でリードを奪った。初の本戦進出を狙う黒田五段も強く対抗。混戦に持ち込んだが、斎藤八段が先手玉を挟撃し一気に押し切って勝利を飾った。

 この結果、二次予選Gブロックからは斎藤八段の予選突破が決定した。斎藤八段の本戦出場は、第9、13回大会に続き4年ぶり3回目。前回は2回戦で藤井聡太七段(当時)に敗れたが、今期は待望の初優勝を目指しトーナメントでの飛躍を目指す。

◆朝日杯将棋オープン戦 持ち時間40分の早指し棋戦。一次予選、二次予選を勝ち抜いた棋士が、シード棋士を含めた計16人で本戦トーナメントを戦う。参加は全棋士、アマチュア10人、女流棋士3人で優勝賞金は750万円。前年の第16回優勝者は藤井竜王・名人。
ABEMA/将棋チャンネルより)

【中継】第17回朝日杯二次予選 斎藤慎太郎八段 対 黒田尭之五段
【中継】第17回朝日杯二次予選 斎藤慎太郎八段 対 黒田尭之五段
将棋・12月11日週の主な対局