WBA世界スーパーフライ級王者の井岡一翔(志成)が12月31日、東京・大田区総合体育館で同級8位のホスベル・ペレス(ベネズエラ)と防衛戦を行う。21歳で初めて世界チャンピオンになってからおよそ13年、34歳になった井岡はいったいどんな気持ちで大みそかの試合を迎えるのだろうか。戦い続けるチャンピオンに話を聞いた――。
 井岡の大みそか出陣は6年連続12度目で、いまやすっかり“恒例行事”とだが、今年に関しては「ないかもしれない」とのウワサも流れていた。その根拠は、対戦交渉を続けていたWBC王者、フラン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)との統一戦プランが流れたことだった。