【写真・画像】 1枚目
【映像】4連勝にも余裕の表情を見せる勝又健志

 軍師が、その雀力を遺憾なく発揮させた。12月19日、プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2023-24」の第1試合では、EX風林火山の勝又健志(連盟)が効果的な加点で勝利。早くも今期7勝目を飾り、個人成績も首位に浮上した。

【映像】4連勝にも余裕の表情を見せる勝又健志

 当試合は起家からセガサミーフェニックス・東城りお(連盟)、KONAMI麻雀格闘倶楽部・伊達朱里紗(連盟)、勝又、赤坂ドリブンズ・園田賢(最高位戦)の並びで始まった。「伊達さんにやられちゃうかも…」。試合前、勝又は園田とこう考えていたそうで、実際、序盤は伊達が東2局に跳満・1万2000点をアガってトップ目に。動かざること山の如し。勝又は静かにチャンスを窺っていた。

 動いたのは南場突入後だ。「(園田)賢ちゃんの捨て牌がマンズの混一色だな」「伊達さんはソウズを集めているな」。相手の作戦を見抜いた勝又は南1局、4巡目にドラの8索を河へ。「ピンズが残れば勝負」と打ち進め、6・9筒待ちでリーチをかけた。これをアガってリーチ・赤・裏ドラの5200点を奪取すると、南2局ではリーチ・ツモ・平和・赤・ドラ・裏ドラの跳満・1万2000点を獲得。3着目から2着目、2着目からトップ目へと駆け上がると、そのまま鉄壁のガードで試合を終えた。

 これで、10月20日の第1試合から4連勝。直近7戦で6勝と絶好調だ。「今日、見てもわかる通り、いいところで裏ドラが乗るし、悪運です」。勝又は謙遜したが、個人成績トップについては「個人1位ということは、それだけチームに貢献できているということなので、嬉しいです」と笑顔。ファンには「12月に入ってチームはポイントを減らしたんですけど、今日でまたプラス3ケタになりました」とし、「まずは次、+200を目指して、いい年越しができるようにみんなで頑張っていきますので、応援よろしくお願いします」とクールに語った。リーチ2回、アガリ2回、放銃0回と、要所を押さえた戦術で貫禄の勝利。無双の軍師が、群雄割拠のMリーグを掌握する。

【第1試合結果】

1着 EX風林火山・勝又健志(連盟)3万5700点/+55.7
2着 セガサミーフェニックス・東城りお(連盟)2万9800点/+9.8
3着 KONAMI麻雀格闘倶楽部・伊達朱里紗(連盟)2万2300点/▲17.7
4着 赤坂ドリブンズ・園田賢(最高位戦)1万2200点/▲47.8

※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会

◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
ABEMA/麻雀チャンネルより)

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