軍師の異名を取るEX風林火山の勝又健志（連盟）が12月26日、プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2023-24」の第1試合に登板。卓上をコントロールする完璧な打ち回しで解説者を感心させた。
南3局でのことだった。起家からBEAST Japanext・中田花奈（連盟）、勝又、赤坂ドリブンズ・浅見真紀（最高位戦）、渋谷ABEMAS・日向藍子（最高位戦）の並びで始まった当試合、勝又は東1局で發・赤2・ドラの満貫・8000点を獲得。東2局では西・ドラ2の5200点をアガり、トップ目に立った。
この時点で勝又の持ち点は3万6600点で、親番の浅見は勝又と1万7000点差の3着目。「あんなチャンス手が入ったら、最高形を見ますよ！」。逆転を目論む浅見は二盃口狙いから四暗刻狙いへとシフトチェンジするも、イーシャンテンから進まずにいた。「とにかく浅見はテンパイまで行きたいですよ。連荘したい」。実況の松嶋桃（協会）が気持ちを代弁した中、勝又は浅見が鳴ける牌を一切捨てず徹底的にブロック。それどころか自分自身は最終盤に鳴いてテンパイまでこぎ着け、浅見の親を流した上にテンパイ料まで徴収した。
「ひどいね。勝又さんって…」。この打ち回しには解説の土田浩翔（最高位戦）も「抜かりが無さすぎますね」と脱帽。ファンからも「すごくない？」「レベチ」「うますぎる」「さすまた」「勝又が強すぎる」「容赦ねぇ」などとコメントが殺到した。
※連盟＝日本プロ麻雀連盟、最高位戦＝最高位戦日本プロ麻雀協会、協会＝日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合（全216試合）を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合（全30試合）を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ（16試合）に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
（ABEMA／麻雀チャンネルより）
