将棋の「囲碁将棋チャンネル 第73期ALSOK杯王将戦七番勝負」が1月7日、栃木県大田原市のホテル花月で開幕する。藤井聡太王将(竜王、名人、王位、叡王、王座、棋王、棋聖、21)に挑む菅井竜也八段(31)は、開幕前日の6日に行われた会見に臨み「振り飛車が十分通用するんだということを結果で示したい」と“八冠王”への闘志をみなぎらせていた。
【映像】闘志をみなぎらせて意気込みを語る菅井八段(1分10秒頃~)
2017年度の王位獲得以来となるタイトル奪取を狙う菅井八段。藤井王将とは前年の叡王戦五番勝負で対戦したものの、1勝3敗で敗退した。絶対王者への再挑戦を決めた菅井八段は、「精一杯頑張るだけ」と言葉は少ないながら気合は十分の様子だ。
2日制のタイトル戦は2018年度の王位戦七番勝負以来。「実際やってみないと昔の感覚もなかなか思い出せない部分があると思う」と語ったが、「持ち時間が8時間ということで、いつも以上に精度の高い将棋を指さないといけない」と集中力を高めていた。
振り飛車党のエースとして、何よりも“結果”を追い求める菅井八段。「今は振り飛車が苦しいと言われている時代ですけど、十分通用するんだぞっていうところを結果で示したい」と矜持を抱く。“八冠王”となった藤井王将一強時代を打ち破ることにも大きな期待を寄せられているが、「今からそれを考えても仕方ない。一局一局やっていくしかない」と闘志をみなぎらせていた。
(ABEMA NEWS)