2023年に八冠独占という大偉業を達成した藤井聡太竜王・名人(王位、叡王、王座、棋王、王将、棋聖、21)が、2024年は誰も体験したことのない「八冠防衛ロード」をスタートさせる。その皮切りとなるのが、1月7日に開幕する囲碁・将棋チャンネル ALSOK杯王将戦七番勝負だ。挑戦者は昨年、叡王戦五番勝負でぶつかった振り飛車党のエース・菅井竜也八段(31)。叡王戦では3勝1敗で退けたが、順位戦A級でも好成績を残しており名人戦出場のチャンスもあるだけに、勢いづいている。八冠保持者だけが歩める茨の道。王将戦開幕を前に心境を聞いた。