将棋の藤井聡太王将(竜王、名人、王位、叡王、王座、棋王、棋聖、21)に菅井竜也八段(31)が挑戦する「囲碁将棋チャンネル 第73期ALSOK杯王将戦七番勝負」が1月7日に栃木県大田原市のホテル花月で開幕する。6日に行われた会見で藤井王将は、挑戦者・菅井八段とのタイトル戦“再戦”を前に「今回も大変なシリーズになる」と語り、気持ちを引き締めていた。
2024年は前人未踏の八冠防衛に臨む藤井王将。初戦は振り飛車党の絶対エース・菅井八段を挑戦者に迎えた対抗形シリーズに臨む。両者は昨年の叡王戦五番勝負でも激突。藤井王将が3勝1敗で防衛を飾ったが、2日制での対戦は初となる。
藤井王将は、「振り飛車のスペシャリストである菅井八段との七番勝負。昨年の叡王戦ではこちらが苦戦する将棋が多くあったので、今回も大変なシリーズになるのかなと思っています。叡王戦と違って王将戦は2日制持ち時間8時間の対局になるので、より指し手に高い精度が求められると思っています。しっかり準備して一手一手読みを入れて指していけたらと思っています」とコメントした。
中でも叡王戦では「菅井八段の中盤の戦い方の上手さを一番感じた」とし、「序盤が大事というのはもちろんですが、振り飛車ですと序盤から幅広い展開があって、想定しきれないところはあると思っています。序盤の想定が外れてから中盤を戦う中で、うまくバランスを保っていくことが大事になると考えている」と語った。
(ABEMA NEWS)