「青の祓魔師(あおのエクソシスト)」は、2009年から「ジャンプSQ.」(集英社)にて連載中の漫画で、累計発行部数は2500万部を突破しています。
2011年4月からはアニメ第1期が放送され、2012年の「青の祓魔師 劇場版」の公開を経て、2017年1月からはアニメ第2期として「青の祓魔師 京都不浄王篇」が放送されました。さらに、2024年1月6日からアニメ第3期となる「青の祓魔師 島根啓明結社(イルミナティ)篇」が毎週土曜24:30〜放送中です。
この記事では、漫画「青エク」の作者である加藤和恵氏について詳しく解説。プロフィールや過去の作品についても紹介していきます。
目次
- 漫画「青の祓魔師」とは
- 「青の祓魔師」の作者・加藤和恵氏のプロフィールは?
- 「青の祓魔師」作者の主な過去作品は?
- 「青の祓魔師」が一時休載していたのはなぜ?
- 作者はX(旧ツイッター)をやっている?
- 加藤和恵氏の素顔は?顔出ししている?
- まとめ
漫画「青の祓魔師」とは
「青の祓魔師」は、本来互いに干渉しないはずの二つの次元、人間の住む「物質界(アッシャー)」と悪魔の世界「虚無界(ゲヘナ)」を超えて、アッシャーに干渉しようとする悪魔と、それを祓う祓魔師たちの戦いを描いた物語です。
主人公の奥村燐(おくむら りん)は、修道院で神父の藤本獅郎(ふじもと しろう)によって育てられた少年です。中学を卒業した燐は、獅郎が「悪魔」を祓う本物の“祓魔師(エクソシスト)”であり、自分が悪魔の王「魔神(サタン)」の息子だと知ります。サタンとの戦いで獅郎は命を落としますが、祓魔師たちは燐を戦力として引き入れることを考えます。燐は優秀な双子の弟・奥村雪男(おくむら ゆきお)とともに「正十字学園」内に設けられた「祓魔塾(ふつまじゅく)」で学ぶことになりました。そこで出会った仲間とともに、燐と雪男は悪魔との戦いに巻き込まれていきます。
獅郎の命を奪い、さらにアッシャーで力を振るおうとするサタンを倒すため、燐は戦いを繰り返しながら祓魔師として成長していきます。
「青の祓魔師」の作者・加藤和恵氏のプロフィールは?
加藤氏の性別は女性で、生年月日は1980年7月20日であることが、過去に公開されていた加藤氏のブログ「カトウキカク」で明かされていました。
東京都出身で、小学生の頃から漫画を描いていた加藤氏は、中学3年生のときに「週刊少年ジャンプ」漫画賞に投稿して奨励賞を受賞。18歳のころから本格的に漫画を書き始め、再度「週刊少年ジャンプ」に持ち込んで、「僕と兎」が第59回手塚賞に準入選しデビューします。
2009年からは「ジャンプSQ.」で「青の祓魔師」の連載を開始。2011年からテレビアニメ第1期が始まったことで人気に火がつき、原作単行本の初版発行部数は、アニメ開始から1年足らずで7倍以上になりました。2024年1月現在、単行本は30巻まで刊行されています。
漫画「SPY×FAMILY」の作者である遠藤達哉氏とは、「SPY×FAMILY」連載前、お互いのアシスタントをしていたそうです。遠藤氏が2007年から2008年に連載していた「TISTA」のアシスタントを加藤氏がしていて、その後、遠藤氏は加藤氏のもとで「青の祓魔師」のアシスタントをしていました。
「青の祓魔師」作者の主な過去作品は?
加藤氏は漫画「青の祓魔師」連載以前にも、いくつもの作品を発表しています。第59回手塚賞に準入選し、デビューのきっかけとなった「僕と兎」の後、いくつかの短編を経て、2005年から講談社の「月刊少年シリウス」で「ロボとうさ吉」を連載開始します。
この作品は、超ロボット兵器「星の子」である少年と、兎人種(セレノイド)のうさ吉が太陽系を舞台に戦いを繰り広げるスペース・ロードムーヴィー・アドベンチャーで、シリウスKCから全5巻の単行本も刊行されました。「ロボとうさ吉」の、その後の外伝として「スターゲイザー」が「月刊少年シリウス」に1話のみ掲載されています。
2008年に「ジャンプSQ.」に掲載された読み切り漫画「深山鶯邸事件」は、悪魔に狙われた華道家元の少女を救うべく、深山鶯邸を訪れた祓魔師のストーリーです。この作品を原案として、翌年「青の祓魔師」の連載が始まりました。2009年から始まった「青の祓魔師」は、2024年1月現在も連載中です。
「青の祓魔師」が一時休載していたのはなぜ?
「青の祓魔師」は、2021年9月号から2022年5月号まで休載していました。この間、加藤氏は小野不由美氏の小説「営繕かるかや怪異譚」のコミカライズの漫画を担当しています。X(旧Twitter)では、2作同時連載が難しいために半年強「青の祓魔師」を休載して「営繕かるかや怪異譚」に集中すると加藤氏自身によって説明がありました。
「営繕かるかや怪異譚」は、家屋にまつわる怪異を解く営繕屋を主人公とする短編集で、2022年11月に単行本も刊行されています。
作者はX(旧ツイッター)をやっている?
加藤氏のXアカウントは存在しますが、主にスタッフによって運営されていると思われます。仕事関連の宣伝や情報が中心で、「ジャンプスクエア」や「青の祓魔師」単行本の発売日や、アニメ関連の新情報などが投稿されています。
加藤氏本人が投稿するときは「(加藤)」が文末につきます。日々の情報などがイラスト入りで上げられることも多いです。
加藤和恵氏の素顔は?顔出ししている?
加藤氏は、基本的に顔出しはしていません。2016年12月15日発売の「ジャンプ流!」で仕事場や仕事中の様子が紹介されていますが、そこでも顔は写されていません。Xでも顔出しはしていないものの、愛猫や、趣味のゲーム「ゼルダの伝説」を楽しむ様子など、加藤氏の日々の様子を見ることができます。
まとめ
「青の祓魔師」の作者は、女性漫画家の加藤和恵氏です。加藤氏にとっては、「青の祓魔師」が初めてのアニメ化作品で、2024年1月からは「青の祓魔師」第3期となる「青の祓魔師 島根啓明結社篇」が放送されています。第2期から7年ぶりとなる最新アニメで、燐や雪男のさらなる活躍を期待しましょう。
(C)加藤和恵/集英社・「青の祓魔師」製作委員会