一流俳優雀士の色気、そしてそのパフォーマンスにファンは酔いしれた。プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2023-24」1月11日の第1試合。TEAM雷電・萩原聖人(連盟)がセガサミーフェニックス・茅森早香(最高位戦)の放銃牌をビタ止め、視聴者からは驚きの声が上がった。
南1局3本場、1万8400点持ちのラス目から挽回を期す萩原。仕掛けて手を作り、茅森のリーチを受けた後に白が暗刻となってテンパイ、長考の末にカン5索待ちとした。しかし終盤に茅森のリーチのロン牌、九万を引いてまた長考。実況の日吉辰哉(連盟)は「ああ、これ打つわ」と予想した。
茅森は道中、萩原の仕掛けに対応して、11巡目から八万、七万と切り出している。解説の藤崎智(連盟)は「あの巡目からダブルメンツ落としは早々ないですからね」と九万の通りやすさを指摘した上で、日吉の意見に頷いた。しかし萩原はこの予想に反して白を切り、テンパイを壊した。これを見た日吉は「うう、ああ…」と絶句。ファンは「さすが」「これが今季の萩原の好調の証」「すばらしいなハギー」「うそやろはぎー!すげーぞ」「いいねハギー!!!」と絶賛した。結果は茅森の一人テンパイで流局。
試合後、萩原は「普通の待ちじゃなさそうだしね、自分にアガリもなさそうだし。どうせオーラス、多井君の親で勝負になるだろうなという感じだったんで。その前に焦ってああいうので打つとね、いやだなあって思った。たまたまです、本当にたまたま」と語り、ファンからは「萩原さんの内容良かった」「あれすごかったね」とその勝負強さを称える声が上がった。
この日の萩原は目元にかかりそうな前髪で大人の色気を漂わせ、入場シーンから「カッコイイ!!!」「イケメンすぎる」「セクシャルハギー」とファンの注目を集めていた。日吉は試合中にも「今日の萩原さんは色気がすごい」と着目。プレーでもファンを魅了する技ありのビタ止め、またトップ目渋谷ABEMAS・多井隆晴(RMU)を追い詰めるチャージなど、多くの局でファンを沸かせていた。
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)