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【映像】藤井竜王・名人と増田七段の感想戦

 将棋藤井聡太竜王・名人(王位、叡王、王座、棋王、王将、棋聖、21)が1月14日、朝日杯将棋オープン戦の本戦トーナメント2回戦で増田康宏七段(26)に勝利した。この結果、藤井竜王・名人は準決勝に進出。準決勝・決勝は2月10日、東京都千代田区の「有楽町朝日ホール」で予定されている。

【映像】藤井竜王・名人と増田七段の感想戦

 藤井竜王・名人が連覇に向けて、“有楽町行き”を決めた。注目の一戦は、角換わり腰掛け銀から先手の藤井聡名人・竜王が仕掛けていった。対する増田七段も応じて激しい戦いに。互いに駒を繰り出し合う華々しい展開となった。形勢は長く互角が保たれていたものの、先に秒読みが始まった藤井竜王・名人は机上に肘を置き、悩まし気な表情で活路を探った。

 藤井竜王・名人は、高難度な受けの手を重ねて増田七段の攻めを誘っていく。先手は堅を活かしてペースを握ったかと思われたが、増田七段も簡単には倒れない。一進一退の攻防が繰り広げられたが、藤井竜王・名人が一瞬の隙からリードを切り開いていった。先手は少ない攻め駒ながら着実に攻撃を繰り出すと、激しい攻め合いに。最後は藤井竜王・名人が押し切って白星を手にした。

 この結果、勝利した藤井竜王・名人の準決勝進出が決定。連覇と5度目の優勝を目指して争われる準決勝・決勝は、2月10日に東京都千代田区の「有楽町朝日ホール」で予定されている。藤井竜王・名人は「苦しい将棋でしたが、準決勝に進むことができたので、次も精いっぱい頑張りたいと思います」と次戦への意気込みを語った。

◆朝日杯将棋オープン戦 持ち時間40分の早指し棋戦。一次予選、二次予選を勝ち抜いた棋士が、シード棋士を含めた計16人で本戦トーナメントを戦う。参加は全棋士、アマチュア10人、女流棋士3人で優勝賞金は750万円。前年の第16回優勝者は藤井聡太竜王・名人。
ABEMA/将棋チャンネルより)

【中継】第17回朝日杯本戦T 藤井聡太竜王・名人-増田康宏七段
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