将棋の叡王戦本戦トーナメント1回戦が1月17日に行われ、松尾歩八段(43)と前期挑戦者の菅井竜也八段(31)が午前10時から対局を開始した。藤井聡太叡王(竜王、名人、王位、王座、棋王、王将、棋聖、21)への挑戦権獲得に向けて前進するのはどちらか。振り駒の結果、先手は菅井八段に決まった。
松尾八段は、1999年4月に四段昇段。竜王戦1組(1組:11期)、順位戦B級2組。棋戦優勝は、新人王戦で1回。居飛車穴熊、横歩取りにそれぞれ「松尾流」と呼ばれるものがあり、2013年度将棋大賞は「横歩取り△5二玉型」で升田幸三賞を受賞した。今期の叡王戦は段位別予選の八段戦Cブロックを突破し、5期ぶりの本戦出場を決めた。
菅井八段は、2010年4月に四段昇段。竜王戦1組(1組:1期)、順位戦A級(A級:4期)。振り飛車党の絶対的エース棋士で、2017年度の第58期王位戦で初戴冠。平成生まれ初のタイトルホルダーとなった。叡王戦は前期初めて五番勝負に挑戦したが、藤井叡王に1勝3敗で敗退。現在は王将戦七番勝負に舞台を移し、藤井叡王と“再戦”中だ。ハードスケジュールの中で、強敵を攻略することができるか。
両者の公式戦対戦は全6局で、菅井八段が全勝中。約4年半ぶりの対戦を制するのはどちらか。
本局の持ち時間は各3時間。振り駒の結果、先手は菅井八段に決まった。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
(ABEMA/将棋チャンネルより)