<大相撲一月場所>◇九日目◇22日◇東京・両国国技館
新十両の十両十枚目・尊富士(伊勢ヶ濱)が、十両十三枚目・欧勝海(鳴戸)をはたき込みで下して初日から無傷の9連勝を飾った。取組直後には相手力士に対して微笑みも見せ、ファンが「これは男前」「強いし優しい」と盛り上がったほか、場所前インタビューでは、美脚にまつわる“ある秘密”も明かした。
今場所から十両に昇進した尊富士は青森県出身、平成11年(1999年)生まれの24歳。令和4年(2022年)九月場所の前相撲で初土俵を踏むと、序ノ口・序二段で2度続けて7戦全勝優勝。その後も大きく勝ち越しを続け、所要8場所のスピードで十両に上がってきた期待の力士だ。
新十両で臨む一月場所では初日から連戦連勝、八日目を終えてストレート給金を決めていた。欧勝海と対戦した九日目の取組でも勢いは止まらず、立ち合い張ってきた相手をものともせず下から突き上げるように攻めると、巧みに下がってはたき込み、危なげなく9連勝となる白星を挙げた。欧勝海は6敗目。
勝負が決した後、尊富士は倒れた相手に手を差し伸べると、優しげな笑顔も見せていた。9戦全勝とした尊富士の強さに、ファンからは「強すぎん?」「負けるビジョンが見えない」「全勝優勝あるな」と驚きや称賛の声が相次いだほか、相手を気遣って笑みを浮かべた姿に「これは男前」「強いし優しい」といったコメントも寄せられた。
9戦全勝で十両優勝争いの単独トップに立ち、他の力士と星2つ以上の差をつけた尊富士。ABEMAの中継では、そんな尊富士の場所前インタビューのVTRが取組前に流れた。
「お正月のお餅は何個食べる?」という質問に対して、尊富士は「いやあ、あんまり……」「僕、全然食べられないです。もう本当にOLぐらいじゃないですか」と爽やかに回答。これを受けて、視聴者からは「かわいい」「OLてw」「OL死語だからw」とツッコミが殺到したほか、筋骨隆々ながらスラリと伸びた美脚の持ち主でもある尊富士に「だから脚細いのね!」と納得するファンもいた。(ABEMA/大相撲チャンネル)