展開トップも腕のうち 麻雀職人・堀慎吾 技巧凝らして個人7勝目 チームはしっかり首位追走「このまま調子良くいきたい」/麻雀・Mリーグ Mリーグ 2024/01/27 09:00 拡大する 派手なアガリもミラクルプレーもない。しかし終わってみれば、小さな麻雀職人が勝利していた。プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2023-24」1月26日の第2試合はKADOKAWAサクラナイツ・堀慎吾(協会)がトップ。満貫以上のアガリはなく、リーチすらない玄人好みの勝ち方でファンを沸かせ、試合後は「このまま調子良くいきたい」とレギュラーシーズン突破の手応えを口にした。【映像】勝利の味を噛みしめる堀 試合は起家から渋谷ABEMAS・松本吉弘(協会)、堀、EX風林火山・勝又健志(連盟)mU-NEXT Pirates・鈴木優(最高位戦)の並びでスタート。堀は東3局1本場、白が暗刻、赤が2枚の好手牌からまず8筒をポン。その後にカン4筒を引き入れ、一・四万待ちのテンパイに辿り着いた。白の暗カンができるが、下家の親、勝又が直前にリーチをかけている。ここで堀はしばし思考を重ね、4枚ある白を1枚切ってカンは自重。もし今後、親リーチにオリることになった場合の手駒を持っておきたい、慎重な戦い方だ。その後、鈴木優が暗刻の一万を落とし、堀がロン。白・赤2の3900点(+300点、供託1000点)のアガリを手に入れた。もしカンをしていれば鈴木優はもう一つの暗刻である南に手がかかっていた可能性もあり、堀の好判断が実利を引き寄せた。 続きを読む 関連記事