将棋の藤井聡太王将(竜王、名人、王位、叡王、王座、棋王、棋聖、21)に菅井竜也八段(31)が挑戦する「囲碁将棋チャンネル 第73期ALSOK杯王将戦七番勝負」第3局が1月27日、島根県大田市の「国民宿舎さんべ荘」で行われている。連敗スタートとなった挑戦者の菅井八段は、先手番の本局で「向かい飛車」を志向。両者の対戦では初の戦型選択とあり、藤井王将も慎重な対応を見せている。
【映像】菅井八段が趣向を見せた3手目着手の瞬間(2分40秒頃~)
藤井王将の2連勝で迎えた第3局。ここから巻き返しを図りたい菅井八段は、先手番の本局で「向かい飛車」を志向した。両者の対戦成績は藤井王将の11勝4敗。4度の千日手局を含めてすべて対抗形の将棋となったが、両者の対戦で向かい飛車が採用されたのは今回が初となる。
藤井王将にとっては想定のひとつではあるものの、前期の叡王戦五番勝負から本シリーズ第2局までは三間飛車が多用されてきたとあり、やや意表の作戦だった可能性も高い。今後の戦いを見据え、1日目午前中は慎重に持ち時間を使っていた。
菅井八段は本局にどんな構想を描いているのか。午後の展開からも目が離せない。持ち時間は各8時間の2日制。ABEMA PPVとABEMA将棋チャンネルでは、この対局を終了まで生放送する。
【昼食の注文】
藤井聡太王将 大あなご天そば
菅井竜也八段 大あなご重
【昼食休憩時の残り持ち時間】
▲菅井竜也八段 6時間41分(消費1時間19分)
△藤井聡太王将 6時間3分(消費1時間57分)
(ABEMA/将棋チャンネルより)