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【映像】畠山監督の“食レポ”熱血指導!?(14分10秒頃~)
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 日本全国を8つのブロックに分けた団体戦で行われる「ABEMA地域対抗戦 inspired by 羽生善治」で、畠山鎮八段(54)が監督を務めるチーム関西Bが、大阪市内で「地域会」パート2を開いた。名物の串カツを食べながら楽しく決起集会…のはずが、監督による“食レポ”熱血指導の場に!?後輩棋士たちのレポートにすかさずツッコミを入れる様子が爆笑を呼んだ。

【映像】畠山監督の“食レポ”熱血指導!?(14分10秒頃~)

 2024年秋に関西将棋会館が移設される大阪府高槻市を配下に置くチーム関西B。将棋を通した大阪の更なる活性化を目指し、畠山監督は愛弟子で奈良市出身の斎藤慎太郎八段(30)、大阪府八尾市出身の大石直嗣七段(34)、和歌山県新宮市出身の大橋貴洸七段(31)、高槻市出身の古森悠太五段(28)を出場登録棋士に選出した。チームのスローガンは大ヒット映画からインスパイアされた「翔んで阪奈和~高槻より愛を込めて~」。新拠点に華を添えるべく、優勝がチームの目標だ。

【写真・画像】チーム関西B・畠山鎮監督、決起集会のはずが後輩棋士へ「食レポ」技術を熱血指導!?「フィッシャーもサクサク行かねば」/将棋・ABEMA地域対抗戦 2枚目
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 そんなチーム関西Bは、大会PRと地元からの応援パワーをもらうべく大阪市内へ。最初に訪れたスポットで大阪のシンボル「通天閣」では阪田三𠮷贈名人・王将の王将碑と“ビリケンさん”に必勝を誓っていた。さらに最上部の地上92.5mに設置された跳ね出し展望台「TIP THE TSUTENKAKU」では、プレッシャーに打ち勝つべく地域対抗戦への決意表明をすることに。足元はガラス張となったスリル満点のシースルーフロアに立った畠山監督は、「オレの全盛期、明日!俺の全盛期、ABEMA!頑張ります!」と堂々宣言を行った。高所恐怖症という古森五段は、恐る恐るもシースルーフロアへ。表情を強張らせながらも「頑張るぞー!」と声を張り上げ拳を突き上げていた。

 メンバーが次に向かったのは地元の将棋ファンが多く詰めかけていた「しきつ囲碁将棋サロン」。ここでは、フィッシャールールでの団体戦初出場となる大石七段と古森五段がエキシビションマッチを開催。ABEMAトーナメント出場経験を持つ大橋七段が超早指し戦の“極意”を伝授した。ポイントは「時間節約のため、駒を動かす時は持ち上げずにシュッシュと(滑らせて)動かすこと」。最後は叩き合いになるものの、「時間がない時は逆転の可能性が生まれる」と実践的なアドバイスを送っていた。

 最後は現在の関西将棋会館からも徒歩圏内にあり、関西棋士馴染みの店としても知られる「串ぼうず」で決起集会を開催。初戦で対戦するチーム中部の作戦会議を行うはずが、大阪名物の串カツが運ばれるやいなや、畠山監督の“食レポ”講座に発展!?「食レポの基本って知ってます?」と切り出すと、「上から行くんですよ。目で見て、耳で聞いて、鼻で香って、口で言う」とポイントを伝授していた。

 早速挑戦したメンバーは、監督の指導通り卒なく食レポをこなしたものの、棋界屈指の熱血漢としての顔を持つ畠山監督は一言一言を細かくチェック。ししとう串を担当した大石七段には「新鮮なししとう!?串カツで新鮮!?」、エビ串をレポートした古森五段には「エビは(そもそも)美味しいものなんだよ!」、牛串にチャレンジした大橋七段には「サクサク?フィッシャーもサクサク行かねばいけませんね」とすかさず鋭いツッコミ(?)を入れていた。

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 1日を通してさらに団結力をレベルアップさせたチーム関西B。初戦は藤井聡太竜王・名人(王位、叡王、王座、棋王、王将、棋聖、21)が所属するチーム中部と対戦するほか、同じ予選Bリーグには渡辺明九段(39)率いるチーム関東B、深浦康市九段(51)が監督を務めるチーム九州も所属している。どの地域とも厳しい戦いが予想されるが、チーム関西Bはどのような戦いを見せるのか。期待は高まるばかりだ。

◆ABEMA地域対抗戦 inspired by 羽生善治 全国を8ブロックに分けた「地域チーム」によって競う団体戦。試合には監督とチームから選ばれた出場登録棋士の4人の計5人が参加可能。試合は5本先取の九番勝負で行われ、対局は持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールール。試合は1試合以上出場する「先発棋士」と、チームが3敗してから途中交代できる「控え棋士」に分かれ、勝った棋士は次局にも出場する。先発棋士は1人目から順に3人目まで出場し、また1人目に戻る。途中交代し試合を離れた棋士の再出場は不可。大会は2つの予選リーグに4チームずつ分かれ、変則トーナメントで2勝すると本戦進出。ベスト4となる本戦は通常のトーナメント戦。
(ABEMA/将棋チャンネルより)

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