Mリーグ機構は、「大和証券Mリーグ2023-24」2月9日の第1試合に出場する4選手を発表した。参加4チームは全てトータルポイントがプラスで、かつ先発4選手も全て個人プラス。好調時には「波に乗る」「(追い)風が吹く」という表現も多用される中、波と風がぶつかった時にはどっちが勝つのか。
リーグ首位のKADOKAWAサクラナイツからは、岡田紗佳(連盟)が先発する。Mリーガーになりたてのころは、1勝するにも四苦八苦といった時期もあったが、今シーズンは15試合に出場しトップ4回、2着7回で、連対率73%。安心して試合を託せる選手になった。個人ランキングでもトップはまだ+300ポイントに届いておらず、今後の展開次第ではMVPも夢ではない。
リーグ3位のKONAMI麻雀格闘倶楽部は佐々木寿人(連盟)が登場。今月3日には、所属する日本プロ麻雀連盟の最高峰タイトル・鳳凰位を自身3度目となる獲得。改めて超トップクラスの雀士であることを示した。Mリーグでは、小さなプラスに留まっているが大きな仕事を終えた後で、ここからはMリーグに全力投球。“魔王”らしさが存分に出てくることだろう。
4位の赤坂ドリブンズからは渡辺太(最高位戦)が出場。「ネット麻雀の神」と呼ばれる実力の片鱗を見せ、様々なタイプが揃うMリーグにもうまく対応している。月日を重ねることに、チームメイトだけでなく他チームの選手とも交流が増え、笑顔もよく出るようになった。全てがうまく噛み合った時、まだMリーグファンが見たことのないような突出した強さが披露される。
5位の渋谷ABEMASからはムードメーカー、日向藍子(最高位戦)が登場。もともと守備的な選手だが、今シーズンは少し押しが強めの麻雀も展開。気がつけばきっちりと個人プラスに乗せてきているあたりは、さすがの安定感だ。日向がトップで笑顔を見せれば、チームの雰囲気は2倍にも3倍にも明るくなる。
【2月9日第1試合】
赤坂ドリブンズ・渡辺太(最高位戦)個人15位 +44.7
KADOKAWAサクラナイツ・岡田紗佳(連盟)個人8位 +163.9
KONAMI麻雀格闘倶楽部・佐々木寿人(連盟)個人19位 +11.2
渋谷ABEMAS・日向藍子(最高位戦)個人20位 +8.7
【2月8日終了時点での成績】
1位 KADOKAWAサクラナイツ +497.5(68/96)
2位 U-NEXT Pirates +363.7(72/96)
3位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 +275.1(68/96)
4位 赤坂ドリブンズ +260.5(70/96)
5位 渋谷ABEMAS +71.4(70/96)
6位 TEAM雷電 ▲236.7(72/96)
7位 EX風林火山 ▲266.9(72/96)
8位 BEAST Japanext ▲439.9(70/96)
9位 セガサミーフェニックス ▲524.7(70/96)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)