キラッキラの裏ドラが、充実ぶりを象徴していた。プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2023-24」2月9日の第1試合はKADOKAWAサクラナイツ・岡田紗佳（連盟）がトップ。接戦で迎えた最後の親番、親跳満をツモり抜け出し快勝。試合後はチームメイトとも争うMVPに向け意欲的な言葉も飛び出した。
この試合は東家から渋谷ABEMAS・日向藍子（最高位戦）、赤坂ドリブンズ・渡辺太（最高位戦）、岡田、KONAMI麻雀格闘倶楽部・佐々木寿人（連盟）の並びで開始。岡田は序盤、ライバル3者の素早い攻めに耐え実に5局の間、仕掛けもリーチもない時間を過ごしていた。ようやく先手が取れたのは東2局2本場だ。5巡目にカン二万待ちのリーチをかけると、これが佐々木から出てロン。リーチ・一気通貫の5200点（＋600点、供託1000点）を手に入れた。
南1局1本場、南2局と立て続けにライバルの親を流す効果的なアガリ。微差のトップ目で迎えた南3局、最後の親番は渡辺の仕掛けに警戒をしながら、イーシャンテン時に3索をアンカン。リンシャン牌で首尾良くテンパイすると即リーチ。渡辺を下ろし、終盤に力強くツモ、リーチ・ツモ・一盃口・赤・裏ドラ2の1万8000点を成就させた。このリードを保ちトップ終了、今期5勝目を挙げ、個人成績は3位まで浮上した。
道中は接戦、試合後の岡田は「みんな2万何千点という感じで、途中親番で突き抜けられて良かったです」と振り返った。決め手となった南3局の親跳満については「カンして（仕掛けている渡辺へ）ドラを乗せてもキツくなってしまう。その時はネガティブだった。でも1巡の間に『このリンシャン牌にテンパる牌があるかもしれないじゃないか！俺はいったるで！』ってカンしたらテンパって」と気風の良い“岡田節”が炸裂。これにはファンも「男前だｗ」「強気ええやんええやん」「何そのキャラ笑」「男気だあ」「おかぴカッケー」と次々に反響を寄せた。初のフォトエッセイとなる「おかぴーす！」を手に「今までの人生が書いてあるので、興味がある人だけお買い求めください！」としっかりPRも。
試合に出ればほぼポイントを持ち帰り、今期は“岡田様”と崇められる存在に。初のMVPが狙える位置に付けたことには「サクラナイツみんなで争えればいいね、と話していました。狙えるものは狙います！」と意欲十分だ。最後に「どんどん上を目指してセミファイナル通過をしやすくしたいと思っています。これからも応援よろしくお願いします！」とファンへ前向きなメッセージを伝え、眩い笑顔をカメラへ向けていた。
【第1試合結果】
1着 KADOKAWAサクラナイツ・岡田紗佳（連盟）5万2000点／＋72.0
2着 赤坂ドリブンズ・渡辺太（最高位戦）2万6000点／＋6.0
3着 渋谷ABEMAS・日向藍子（最高位戦）1万7800点／▲22.2
4着 KONAMI麻雀格闘倶楽部・佐々木寿人（連盟）4200点／▲55.8
※連盟＝日本プロ麻雀連盟、最高位戦＝最高位戦日本プロ麻雀協会、協会＝日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合（全216試合）を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合（全30試合）を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ（16試合）に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
（ABEMA／麻雀チャンネルより）
