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【映像】こんな“たっくん”見たことない!?伊藤七段の表情

 監督の無茶ぶりに、チーム最年少棋士が乗っかった!?日本全国を8つのブロックに分けた団体戦で行われる「ABEMA地域対抗戦 inspired by 羽生善治」予選Bリーグ1回戦・第2試合、関東B 対 九州が2月10日に放送された。両軍2勝2敗で迎えた第5局には、連勝した森内俊之九段(53)が連続出場。対局前の作戦会議では、チーム最年少の伊藤匠七段(21)が“レジェンド”へまさかのアドバイス!?大物っぷりを発揮した伊藤七段に、ファンは「ナベ監督の仕込みかw」「たっくん最高すぎるw」と大爆笑していた。

【映像】こんな“たっくん”見たことない!?伊藤七段の表情

 初戦に渡辺監督、第2局で永瀬九段と現在の将棋界をけん引するトップ棋士が次々に敗れ、波乱のスタートとなった関東B。三番手としてタイトル12期のレジェンド・森内九段が登場すると、第3、4局で圧巻の指し回しを披露し、“流れは完全に森内”とばかりに颯爽とイーブンへと追いついてみせた。頼れるベテランに渡辺監督は「先生、2連勝ありがとうございます!」と深々頭を下げてお礼の言葉を伝えていた。

 勝てば連投のルールとあり、第5局も森内九段が担当することに。渡辺監督は「次の対戦相手は(チーム九州の)佐々木大地七段なんですけど…」と告げると、伊藤七段の方をチラリ。「伊藤くんから作戦の話があるようです!」と無茶ぶりを炸裂させた。言わされる形となったチーム最年少の伊藤七段は、「予想としては相掛かりが本命なんですけど、6八玉型が最近は多いという評判です」。現在、棋王戦五番勝負で藤井聡太竜王・名人(王位、叡王、王座、棋王、王将、棋聖、21)に挑戦中で、その若さながら序盤研究の深さはトップクラスとも言われているだけに、森内九段も後輩の進言に正座で耳を傾けていた。

 しかし、渡辺九段の“シナリオ”はまだ続いていたようで、伊藤七段は戦型アドバイスの最後に「何やっても一局だと思うので、そんなに気負わずに!」。永世称号の十八世名人資格保持者を相手に、大物すぎる助言を送っていた。これにはチームメイトも耐えきれずに大爆笑。森内九段もこのコントにしっかり乗っかり、「あ、ハイ!ありがとうございます!」とまるで新人のようにハキハキお礼の言葉を伝えていた。

 普段は物静かで落ち着いた表情を見せることの多い伊藤七段だけに、笑顔が弾けたこの様子にファンも爆笑。「気負わずにwww」「ナベ監督の仕込みかw」「たっくんがレジェンドにアドバイスw」「たっくん最高すぎるw」「楽しそうww」と多くのコメントが寄せられていた。

 対局は、伊藤七段の予言通りの相掛かりから佐々木七段得意の6八玉型に。これまで2連勝を飾ってきた森内九段だったが、相手の安定した指し回しと飛車切りからの鮮やかな手順で押し切られ、白星を譲る結果となった。

◆ABEMA地域対抗戦 inspired by 羽生善治 全国を8ブロックに分けた「地域チーム」によって競う団体戦。試合には監督とチームから選ばれた出場登録棋士の4人の計5人が参加可能。試合は5本先取の九番勝負で行われ、対局は持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールール。試合は1試合以上出場する「先発棋士」と、チームが3敗してから途中交代できる「控え棋士」に分かれ、勝った棋士は次局にも出場する。先発棋士は1人目から順に3人目まで出場し、また1人目に戻る。途中交代し試合を離れた棋士の再出場は不可。大会は2つの予選リーグに4チームずつ分かれ、変則トーナメントで2勝すると本戦進出。ベスト4となる本戦は通常のトーナメント戦。
(ABEMA/将棋チャンネルより)

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