Mリーグ機構は、「大和証券Mリーグ2023-24」2月29日の第1試合に出場する4選手を発表した。長いと思われたレギュラーシーズンも、各チーム残り16試合といよいよ最終盤に。ここから1日ごとに順位、ポイントがよりシビアに見られてくる。セミファイナルシリーズ進出へ、下位チームによる直接対決は激化の一途を辿っている。
現在、ボーダーライン上の6位にいるのはセガサミーフェニックス。2月にポイントを大きく取り戻したが、直近の試合で苦戦し、またもマイナスポイントが300台に戻った。7位のTEAM雷電とは20.4ポイント差、8位のBEAST Japanextとも60.6ポイント差。ラスを引けばいきなり7位転落まである状況で、茅森早香(最高位戦)が勝負強さを見せるか。
7位のTEAM雷電は、各選手がなかなか波に乗り切れないものの、なんとかボーダーライン付近で踏みとどまっている。個人ポイントも4選手が全員マイナスながら、ラスを少なめに抑えていることが、転落を防ぐことにつながっている。本田朋広(連盟)は、セガサミーフェニックスを上回る着順で、まずはチームの6位浮上を狙いたい。
8位のBEAST Japanextも、まだまだ逆転でのセミファイナル進出は十分に狙える。もともと失うものは何もない挑戦者の1年目。一時期はどん底の最下位に沈んでいたことを考えれば、ここから大逆転できればMリーグ史に残るような事態だ。菅原千瑛(連盟)も困り顔がトレードマークと言われたのも昔の話。果敢に攻めに行く。
激しい下位の争いを、てっぺんから見下ろすのは赤坂ドリブンズ。前回、特大のデイリーダブルを決めて首位に急浮上。雰囲気は最高と言っていいだろう。残り試合も、とにかく貯金を増やすのみ。安定感抜群の渡辺太(最高位戦)が、今夜もポイントを持ち帰る。
【2月29日第1試合】
赤坂ドリブンズ・渡辺太(最高位戦)個人14位 +58.3
セガサミーフェニックス・茅森早香(最高位戦)個人32位 ▲172.1
TEAM雷電・本田朋広(連盟)個人29位 ▲130.9
BEAST Japanext・菅原千瑛(連盟)個人17位 +1.1
【2月27日終了時点での成績】
1位 赤坂ドリブンズ +499.3(80/96)
2位 U-NEXT Pirates +437.0(80/96)
3位 KADOKAWAサクラナイツ +319.0(80/96)
4位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 +136.7(80/96)
5位 渋谷ABEMAS +60.4(80/96)
6位 セガサミーフェニックス ▲313.6(80/96)
7位 TEAM雷電 ▲334.0(80/96)
8位 BEAST Japanext ▲394.6(80/96)
9位 EX風林火山 ▲410.2(80/96)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)