Mリーグ機構は、「大和証券Mリーグ2023-24」3月4日の第1試合に出場する4選手を発表した。注目はリーグ最下位ながらも、まだ逆転でのセミファイナルシリーズ進出に可能性を残しているBEAST Japanext。リーダー猿川真寿(連盟)が、大事な一戦で好調の女性3選手を相手にどう戦うか。
ここが切羽詰まった戦いの場でなければ人気の女性3選手と同卓でうらやましがられるところだが、生き残りがかかる猿川にとって、この日の相手は強敵でしかない。個人3、5、6位が揃ったこの卓、トップを取るのは簡単ではない。ただチームはボーダーラインまで約95ポイント差。下位チームがいない試合で、確実に差を詰めておきたい。
下位チームが生き残りに必死な中、女性3選手はMVPを虎視眈々と狙う。昨年のMVP、KONAMI麻雀格闘倶楽部・伊達朱里紗(連盟)は現在5位。Mリーグ2年目でMVPを取り、今年もMVP争い。プロ雀士歴の浅さを考えれば、とてつもないスピードで進化している。牌に愛されたように好配牌やツモに恵まれることも多く、正確な判断と噛み合えば無双状態に入る。
最高のシーズンを送っているのはKADOKAWAサクラナイツ・岡田紗佳(連盟)。チームを引っ張る「岡田様」は、他のチームが失速傾向の中でもポイントを大きく減らすことなく常に上位をキープ。芸能活動でも大忙しだが、Mリーグでも出場する度に活躍が続く。初のMVPでも取れれば、さらに岡田は各地から引っ張りだこだ。
謙虚ながらも、じわじわと上位に上がってきたのは赤坂ドリブンズの才女・浅見真紀(最高位戦)。シーズン序盤からチームのムードメーカー役を担ってきたが、気づけば4選手全員プラスの絶好調チームの中でも2番手の成績。大量ポイントに守られながら、自分の麻雀を貫けば、MVPのタイトルの方から寄ってくるかもしれない。
【3月4日第1試合】
赤坂ドリブンズ・浅見真紀(最高位戦)個人6位 +122.8
KADOKAWAサクラナイツ・岡田紗佳(連盟)個人3位 +213.3
KONAMI麻雀格闘倶楽部・伊達朱里紗(連盟)個人5位 +196.8
BEAST Japanext・猿川真寿(連盟)個人27位 ▲91.9
【3月1日終了時点での成績】
1位 赤坂ドリブンズ +527.9(82/96)
2位 U-NEXT Pirates +515.4(82/96)
3位 KADOKAWAサクラナイツ +188.8(82/96)
4位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 +136.7(80/96)
5位 渋谷ABEMAS +66.0(82/96)
6位 セガサミーフェニックス ▲305.2(82/96)
7位 EX風林火山 ▲364.0(82/96)
8位 TEAM雷電 ▲365.1(82/96)
9位 BEAST Japanext ▲400.5(82/96)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)