Mリーグ機構は、「大和証券Mリーグ2023-24」3月5日の第1試合に出場する4選手を発表した。前日の試合を終えて、セミファイナルシリーズ進出を争う下位4チームが、59.9ポイントの中にひしめき合う大混戦。リーグ8位・9位のチームも、今夜の結果次第でボーダーラインより上に顔を出すことも十分可能だ。
今期から1チーム増えたMリーグ。過去にはかなり縦長の展開になり、残り14~16試合ともなれば、大勢決したというチームがいくつか出てくることもあった。ところが今期は3月末の最終戦まで順位が大きく入れ替わるかもしれないほどの熱戦だ。リーグ最下位のTEAM雷電も、本田朋広(連盟)が気持ちよくトップを取れば、いきなり6位とカットラインの上に出られる。
同8位のEX風林火山も、TEAM雷電とわずか1.1ポイントしか差がなく、状況としてはほぼ一緒。上位2チームに勝たれたとしても、TEAM雷電より下の順位を取って、じりじりと後退することだけは避けたい。軍師・勝又健志(連盟)の経験が今こそ活きる。
渋谷ABEMASは、当初の目標よりもプラスポイントは少ないだろうが、とはいえレギュラーシーズン突破を濃厚にしていることを考えれば、さすがの安定感だ。ポストシーズンに入ると、ガラリと状態が変わる選手も多いが、日向藍子(最高位戦)は勢いをつけるトップを取りに行くか、それとも落ち着いた麻雀で立ち回るか。
首位を走るU-NEXT Piratesは、さすがに今すぐ後ろを気にする状態ではなく、ポストシーズン進出を前提に、いろいろと試したいところでもある。またMVP争いもいよいよ佳境に入り、誰がいつどこで出てくるか、監督の采配にもさらに注目が集まり始める時期だ。先発の仲林圭(協会)も、ここから連勝すればまだMVP争いに加われるかもしれない。
【3月5日第1試合】
EX風林火山・勝又健志(連盟)個人7位 +125.4
渋谷ABEMAS・日向藍子(最高位戦)個人21位 ▲28.6
TEAM雷電・本田朋広(連盟)個人31位 ▲148.1
U-NEXT Pirates・仲林圭(協会)個人10位 +101.7
【3月4日終了時点での成績】
1位 U-NEXT Pirates +515.4(82/96)
2位 赤坂ドリブンズ +403.5(84/96)
3位 KADOKAWAサクラナイツ +263.8(84/96)
4位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 +119.4(82/96)
5位 渋谷ABEMAS +66.0(82/96)
6位 セガサミーフェニックス ▲305.2(82/96)
7位 BEAST Japanext ▲333.8(84/96)
8位 EX風林火山 ▲364.0(82/96)
9位 TEAM雷電 ▲365.1(82/96)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)