これぞ電光石火の一撃。3月5日、プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2023-24」の第2試合に登板したTEAM雷電の瀬戸熊直樹(連盟)が、裏ドラ3枚の親跳満で放送席を驚愕させた。
【映像】裏ドラ3枚は痺れる!瀬戸熊の強烈なアガリに小林はフリーズ
場面は東3局0本場に訪れた。当試合は起家からEX風林火山・二階堂亜樹(連盟)、U-NEXT Pirates・小林剛(麻将連合)、瀬戸熊、渋谷ABEMAS・多井隆晴(RMU)の並びで開始。東1局では多井がツモのみの1100点、東2局では亜樹がリーチ・平和・一気通貫・裏ドラの満貫・8000点をアガった。
そんな中で迎えた件の局、瀬戸熊の配牌は一・二・二・八・八・九万、1・2・3・5筒、5・6索、西、北ドラと、ドラ含みの1面子ありといったものだった。配牌としては多井が優勢だったものの、これを打ち進めるうち、二万を暗刻、九万を対子に。その後、7巡目に九万も暗刻とすると、4・7索待ちでリーチをかけた。
「瀬戸熊が1番手でした!」。放送席が盛り上がる一方、ここで追い付いたのが小林。ただ、余った牌は4索で、放送席が「小林さん、大丈夫か?」と予想した通り、その4索が河に捨てられた。現時点ではリーチ・一発・ドラの3翻だったが、めくった裏ドラ表示牌は一万で、暗刻の二万が裏ドラに。一気に親跳満・1万8000点まで跳ね上がる強烈な一撃には麻雀ロボの異名を取る小林も硬直状態で、解説の朝倉康心(最高位戦)も「うわー!」と言葉を失った様子だった。
なお、瀬戸熊は以降もアガリを重ね、Mリーグ自己最高得点の9万500点を獲得。チームも最下位から7位に浮上した。
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)