【MLB・スプリングトレーニング】ホワイトソックス9-12ドジャース(3月6日・日本時間7日/キャメルバックランチ)
公称のプロフィールでは193センチ、95.3キロ。ただそれよりも明らかにたくましく見える体が、滑らかにかつ俊敏に動くから圧巻だ。ドジャース大谷翔平投手が「2番・DH」で先発出場し、2打数2安打1四球1盗塁と活躍した。前日こそ今季の実戦初の無安打に終わったものの、一夜明けで打って、走っての躍動ぶり。特に1回に見せた走塁には、痺れたファンも多かったようだ。
2打数2安打1打点を加えたことで、打率.583、OPSも1.667と突出した成績を残している大谷。開幕は今月20日だが、今すぐ開幕しても全く問題ないというほどの仕上がりぶりだ。特に動きのよさが際立つのは走塁。今季は投手としての登板がなく、打者に専念するシーズンだが、塁に出たからには投げない分、さらに動こうと実に積極的な姿勢が見えている。
1回、ショートへの内野安打で出塁すると無死一、三塁から3番フリーマンがレフトに大きめの犠牲フライ。三塁走者のベッツは悠々と生還したが、一塁走者の大谷の目もぎらついていた。ボールがレフトのグラブに収まる瞬間を見逃さず、ロケットのようなスタートダッシュで二塁へ発進。1歩ごとに加速するような滑らかな走りぶりで、あっという間に二塁に到達した。
過去のシーズンでも、走りっぷりでもファンの心を打ってきた大谷だが、まだオープン戦という段階ながらエンジン全開の走塁に「速すぎやろ」「走りまくり」「ひゃ~!」と感動したファンも多かったようだ。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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