【MLB・スプリングトレーニング】ドジャース−レッズ(3月8日・日本時間9日/グレンデール)
MLB・スプリングトレーニング、ロサンゼルス・ドジャース対シンシナティ・レッズとの一戦で、ドジャース・大谷翔平の同僚、マックス・マンシーが、悪天候の中で華麗な守備を披露し、日米の両国のファンを喜ばせた。
雨足が強くなったことにより、途中で中止となったこの試合の5回表2死一塁の場面。現地の中継映像では、グラウンドコンディションが急速に悪化する中で、ベンチからチームメイトたちを心配そうな眼差しで見つめている大谷の姿が映し出されることとなった。
その直後、レッズのスチュアート・フェアチャイルドが放った打球は、三塁線を低い弾道で鋭く襲う球足の速い一打に。そのまま三塁線を破り、長打コースとなるかに思われたこの打球に、三塁のマンシーが鋭く反応。
足元が悪いなか、ラインを割りながら抑えると、懸命に踏ん張りつつ、全力で一塁へと送球打者走者のフェアチャイルドも必死の形相で一塁ベースを駆け抜けたものの、間一髪、アウトに。このプレーに、強い雨の中でも引き上げず、観戦を続けていたスタンドのファンは大喜び。このプレーの直後に試合そのものは中止になったものの、ある意味、“苦労人のスラッガー”として知られるマンシーらしい、心憎いファンサービスともいえるプレーとなった。
マンシーといえば、これまで一・二・三塁に加え、外野両翼での守備経験はあるものの、守備力という点で見れば、お世辞にも上手いとはいえず、三塁手として124試合に出場した昨季も、16失策でリーグワーストに。とはいえ、攻守ともに気迫あふれるプレーを見せるタイプでもあるだけに、ネット上の野球ファンからは「マンシーやるじゃん!」「すげえwww」「結構雨降ってるし、これなにげに難易度高いよな」「宮本慎也じゃん」「これは全盛期の広島・江藤」「マンシー、エラー多いだけで下手なわけじゃないんだよな」「まさに魂の好守やな」「こりゃベンチの大谷君も大喜びやで」「マンシーの守備、今年は要注目やな」といった様々な声が寄せられることとなった。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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