魂を込めた強烈なツモ。EX風林火山・松ヶ瀬隆弥(RMU)の豪快な動作に、多くのファンが熱狂した。3月12日、プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2023-24」の第2試合でのことだった。当試合は起家からTEAM雷電・瀬戸熊直樹(連盟)、渋谷ABEMAS・日向藍子(最高位戦)、松ヶ瀬、U-NEXT Pirates・仲林圭(協会)の並びで開始。今期、松ヶ瀬は個人成績36人中最下位と苦戦を強いられながらも、前々回はトップ、前回は2着と復調気味だ。
だが、東1局では日向に3200点を放銃。東2局ではテンパイまでこぎ着けるも、アガリには結び付かなかった。続く東3局1本場では、仲林が満貫・8000点(+300点、供託1000点)を獲得。あっさり親番を流されるも、東4局、松ヶ瀬は攻めた。対子が4組という配牌を打ち進めると、瀬戸熊のヤミテン三面張を潜り抜けて、2・5筒待ちでリーチ。「あんまり持たれてないですよ?」「6山じゃないですか?」「何ということでしょう」「さぁどうだ!これは一発も期待できるぞ!」などと放送席が盛り上がる中、見事に2筒を手繰り寄せると、その牌を卓に叩きつけた後、裏ドラ表示牌を確認した。
「2000・4000」。静かに点数を申告した松ヶ瀬の勇姿には、放送席も「大きなアガリを決めました!」と興奮。ファンからも「よっしゃ!」「マジかっこいい」「気持ちいいなぁ」「気合が違う」「剛腕」「燃えてるな」「惚れてまうやろ」「アトミックツモ」「ツモのモーションが良すぎる」などと投稿が殺到した。
なお、松ヶ瀬は南1局でもリーチ・ツモ・ハイテイ・三暗刻・裏ドラ3の倍満・1万6000点を成就。そのまま逃げ切り勝利を決め、チームをセミファイナル進出ボーダーラインの6位に押し上げた。
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)