<大相撲三月場所>◇四日目◇13日◇大阪・エディオンアリーナ
三段目六十五枚目・須山(木瀬)と三段目六十七枚目・照寶(尾上)の一番、立ち合い須山が勢いよくつっかけてしまい、照寶の体がふわりと浮く珍しい事態が発生した。その後も立ち合い不成立が連続し、「これはまずいw」「落ち着いて」とファンもヒヤヒヤだった。
最初の立ち合いでタイミングが合わず、思い切りつっかけてしまった須山。不意に強い当たりを受けた照寶は、体重137.4キロの巨体を一瞬ふわっと浮かせながら後退した。
気を取り直して仕切り線に立った両者。だがここからも立ち合い不成立が続く。こんどは照寶が先に出てしまい、行司から「まだまだ!」と制される事態に。さらに3度目の立ち合いでも照寶がつっかけ、客席からはどよめきが沸き起こった。
4度目の立ち合いでようやく成立。両者頭から当たると、もろ差しになった須山がまわしをがっしり掴み、力強く寄っていく。最後は土俵際で照寶が粘ったものの、須山が渾身の攻めで寄り切って勝利した。
勝負が決する際、もつれあった両者は勢いよく土俵下へと落下、審判を務めていた元横綱・稀勢の里の二所ノ関親方と接触するハプニングも発生した。須山は2勝目。敗れた照寶は1敗目を喫した。
計3度も続けて立ち合い不成立となる珍しい事態に、ABEMAの視聴者も「これはまずいw」「落ち着いて」「バチバチやんw」と気が気でない様子を見せていた。(ABEMA/大相撲チャンネル)