【MLB】パドレス-ドジャース(3月20日/ソウル)
パドレスのダルビッシュ有投手が先発登板し3回2/3で72球を投げ2安打1失点(自責点0)3奪三振で、開幕投手の役割を果たして降板した。注目されたドジャース大谷翔平投手との日米通じて初の対決は、第1打席がショートゴロ、第2打席がライト前ヒットで、2打数1安打だった。
メジャーでは13年目のシーズンを迎え、今年8月には38歳になるベテラン右腕も、衰えるどころかさらに進化したかに見える投球を見せた。日本人選手としてはメジャー最多タイとなる2年ぶり4度目の開幕投手で、過去の3試合はいずれも白星なし。「4度目の正直」とばかりに、偉大な後輩・大谷との対決にも臨んだ。
立ち上がりの1回、先頭ベッツにいきなりピッチクロック違反で四球を出すという波乱の幕開けになると、大谷と夢の初対決は慎重な配球でカウント1-2から外角へのスプリットでショートゴロに打ち取った。続くフリーマンには速いストレートと変化球のコンビネーション。インコースをずばりと突いて見逃し三振を奪った。2死からはスミスをレフトフライに仕留めて、無難な立ち上がりを見せた。
2回は先頭のマンシーにセンター前ヒットを許し、この試合初安打を打たれると、暴投の間に進塁を許して無死二塁のピンチに。それでもヘルナンデスを空振り三振、続くアウトマンをセンターフライ、ヘイワードを平凡なサードフライと切り抜けた。
3回は先頭ラックスを簡単にファーストゴロ。1番ベッツに戻ると、タイミングを外すなど工夫を入れてレフトフライに。大谷との2度目の対戦は、初球から内角の厳しいところを突くと、3球目は内角高めをフルスイングし、ファウルゾーンへ特大ファウル。カウント2-2からの外角高めのツーシームを、強烈にライト前に弾き返された。直後に大谷に完全にモーションを盗まれて二盗を許しピンチとなると、フリーマンとスミスに連続四球。2死満塁と苦しむと、マンシーに対してはフルカウントから力強い速球で空振り三振に。直後にはマウンド上で吠えまくった。
4回、1点のリードをもらった直後のマウンドは、先頭のヘルナンデスがサードゴロだったがウェイドにエラーが出て無死二塁のピンチに。続くアウトマンは鋭い当たりながらファーストゴロに抑えた。1死三塁からヘイワードに対しては大きなライトへの犠牲フライを打たれて同点に追いつかれたところで降板した。
ダルビッシュは右肘手術で全休した2015年を除き、実働11シーズンでプレー。266試合に登板し103勝85敗、防御率3.59の結果を残し、各球団のエース格として活躍してきた。昨年までに積み上げた奪三振の数は1929個。今季は日米通算200勝とともに、日本人選手としては初となるメジャー通算2000奪三振の偉業達成に向けて、マウンドに立ち続ける。
昨季は8月下旬までに8勝10敗、防御率4.56の成績だったが、右肘の炎症により負傷者リスト入り。その後の登板を見合わせたが、今シーズンはキャンプを順調に過ごし、例年より少し早い開幕戦にきっちりと照準を合わせていた。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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