【写真・画像】 1枚目
【映像】オーラス四暗刻単騎テンパイのドラマティックな結末

 この場でこんな手を作れることが、もうプロ雀士としての本懐だろう。プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2023-24」3月21日の第1試合。オーラスにTEAM雷電・本田朋広(連盟)が役満・四暗刻単騎をテンパイ。しかも山に3枚全てが残っており、この状況にファンも大いに熱狂した。

【映像】オーラス四暗刻単騎テンパイのドラマティックな結末

 2万300点持ちの3着目でオーラスを迎えた本田。逆転セミファイナル進出へ全勝がほぼ義務付けられている状況で、目指すは跳満以上のアガリだ。その本田、3巡目に2つ目の暗刻ができ、役満へのルートが開かれた。実況の日吉辰哉(連盟)は「あああ!嘘!(役満)あるってばよ!」と絶叫。解説の石橋伸洋(最高位戦)もまた「いやあ、凄い手が入るな!」とボルテージが上がる。

 重ねやすい牌を手元に残し、慎重に打ち進める本田。11巡目に3つめの暗刻が完成すると、手元の生牌の中から、勘良く山に3枚残りの五万をホールド。日吉は「あるよ!ある!」と喉が裂けんばかりにこれを伝える。

 もう局が終わろうとする15巡目、6筒を引いて、ついに役満確定テンパイとなる4つめの暗刻が完成。五万待ちか、それとも4・7筒と5筒の三面張か、本田は河を一瞥すると、安目は拒否とばかりに五万待ちを選択し、ダマテンとした。視聴者は「これは手震える」「いけいけいけいけいけいけ!!」「いいぞほんだー!」「大丈夫だ!いけ!!ともひろ!!!」と大興奮、日吉は「やってます!えらい!」と声を枯らす。直後、猿川がカン五万を埋めて5・8索待ちのリーチ。これで本田のアガリ牌は残り2枚、猿川が掴めば本田の大逆転だ。

 奇跡を生む役満テンパイ。ファンとチームメイトの思いを乗せ、本田はツモ山に手を伸ばす。グっと力を込めて引いたマンズは九万。これは猿川の現物、本田はそっと河へ放つ。はたして猿川は五万を掴むのか。瞬き厳禁、誰もが固唾を飲んで見守った。猿川が引いた次のツモ牌は、四肢を伸ばしたケモノのようにも見える8索だった。

 本田は端正な顔を歪め、TEAM雷電の奇跡を懸けた役満は霧散した。非情な結末も視聴者は「面白かった!」「本田さん、ありがとう!!」「いい戦いだった」「本田魅せた」と次々に賞賛の声を投稿していた。

※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会

◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
ABEMA/麻雀チャンネルより)

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