Mリーグ機構は、「大和証券Mリーグ2023-24」3月28日の第1試合に出場する4選手を発表した。長いレギュラーシーズンもいよいよ今日を含めてあと2日で終了。それぞれ立場は異なるだけに、異なる思いを持って戦いに臨む。
断トツの首位U-NEXT Piratesには、レギュラーシーズン最高スコアの記録がかかる。渋谷ABEMASが2020-21シーズンに記録した+654.7は、他を圧倒した大記録かと思われたが、U-NEXT Piratesは現在+737.5。2連続ラスでも引かない限り、記録更新は濃厚だ。この後に続くセミファイナルシリーズでも1ポイントに泣き、そして笑うシーンもあるだけに先発・鈴木優(最高位戦)は特大トップでMVPも狙いつつチームに貢献する。
リーグ4位のKONAMI麻雀格闘倶楽部は前回出場時に得たプラスが大きく、想定外のラスがない限りはレギュラーシーズン突破を濃厚にしている。今夜の試合は持ち味のオフェンスよりもディフェンスが求められる日。先発・佐々木寿人(連盟)も試合巧者ぶりを見せつ時だ。
リーグ5位の渋谷ABEMASは、今年もレギュラーシーズン突破を有力にしているが、100ポイント以上のマイナスを叩くようだと事態が急に怪しくなる。過去5シーズンは、全てプラスで次のステージに進んできた「常勝軍団」だけに、トータルポイントの頭に「▲」マークがつくのは“やってない”。松本吉弘(協会)が、しっかりこのマークを消しに行く。
リーグ9位のセガサミーフェニックスは、意地と誇りをかけた最終日。大逆転でのセミファイナルシリーズ進出には、天文学的な確率をクリアする必要があるが、ファンが見たいのは最後まで力強く華やかに打つ選手たちの姿。醍醐大(最高位戦)も実力者のプライドをかける。
【3月28日第1試合】
KONAMI麻雀格闘倶楽部・佐々木寿人(連盟)個人16位 +0.8
渋谷ABEMAS・松本吉弘(協会)個人10位 +119.2
セガサミーフェニックス・醍醐大(最高位戦)個人28位 ▲155.3
U-NEXT Pirates・鈴木優(最高位戦)個人3位 +287.6
【3月26日終了時点での成績】
1位 U-NEXT Pirates +737.5(94/96)
2位 赤坂ドリブンズ +394.9(94/96)
3位 KADOKAWAサクラナイツ +216.3(94/96)
4位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 +86.6(94/96)
5位 渋谷ABEMAS ▲0.7(94/96)
6位 EX風林火山 ▲114.9(94/96)
7位 BEAST Japanext ▲299.1(94/96)
8位 TEAM雷電 ▲484.5(96/96)
9位 セガサミーフェニックス ▲536.1(94/96)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)