【写真・画像】 1枚目
【映像】お見事…!粘りの逆転トップに放送席が騒然

 これは文句なしの覚醒だ。プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2023-24」3月28日の第1試合はU-NEXT Pirates・鈴木優(最高位戦)が逆転トップ。チームはレギュラーシーズンのポイント最高記録を目指し躍進、その原動力である鈴木優がこの日もポイントを上乗せした。試合後は「全部を出し切る」と飽くなき向上心を見せた。

【映像】お見事…!粘りの逆転トップに放送席が騒然

 この試合は東家からセガサミーフェニックス・醍醐大(最高位戦)、渋谷ABEMAS・松本吉弘(協会)、鈴木優、KONAMI麻雀格闘倶楽部・佐々木寿人(連盟)の並びで開始。この日は松本が先行する展開で、南1局1本場には佐々木へ手痛い放銃もありラス目に沈む苦しい展開が続いた。

 展開を変えたのは南2局。佐々木のリーチに対して終盤に追っかけリーチ。ハイテイで高目のドラをツモり、リーチ・ツモ・ハイテイ・平和・赤・ドラ・裏ドラの1万2000点で復活だ。これで“風”を掴んだ戦闘民族は南3局の親番、醍醐からタンヤオ・平和・一盃口・赤の1万2000点をアガり、ダントツ状態に。最終局の南4局2本場も自らアガってゲームセット。今期26試合目の登板で10勝目とした。

 試合中は険しい表情の鈴木優も、終われば好青年そのもの。インタビューでは「集中できていた。ハイテイでツモった3000.6000はとてもうれしかったですね」と笑顔を見せた。チームの勢いは止まらず、セミファイナルを待たずしてファイナル進出さえも決めてしまいそうなほどのポイントを稼いでいる。鈴木優は「皆さんのおかげでポイントを上積みすることができました」とファンへ思いを伝え、さらに「やれることを全部、自分の麻雀を出し切って、暫定のMVPの位置を狙いたいと思います」と個人タイトルにも言及した。ファンからは「優MVPとれよ!!」「かっこよ!」「全力で応援します!!優さんのMVPみたい」と次々にエールが投げかけられた。

 2年目に覚醒した“戦闘民族”。今期は個人5連勝というとてつもない記録も打ち立てた。レギュラーシーズンのポイント記録はほぼ確定。チームは2度目、そして鈴木優にとっては初のリーグ優勝に向け、意気揚々とポストシーズンへ向かう。

【第1試合結果】
1着 U-NEXT Pirates・鈴木優(最高位戦)4万2800点/+62.8
2着 KONAMI麻雀格闘倶楽部・佐々木寿人(連盟)3万5500点/+15.5
3着 渋谷ABEMAS・松本吉弘(協会)2万800点/▲19.2
4着 セガサミーフェニックス・醍醐大(最高位戦)900点/▲59.1

※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会

◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)

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