鈴木誠也の威圧感に相手投手が混乱状態に…剛腕投手がホームはるか手前に弾む大暴投シーン

【MLB】カブス9－7ドジャース（4月5日・日本時間6日／シカゴ）

　ドジャースの大谷翔平投手が「2番・DH」で、カブスの鈴木誠也外野手が「2番・ライト」でそれぞれスタメン出場。前の試合で1号が出て復調が期待される大谷に対し、鈴木は前日まで2試合連続ホームランにマルチ安打と絶好調。満塁のチャンスで鈴木が打席に入ると、その威圧感に気後れしたのか相手投手が大暴投してしまい、「なにしてんのー」とファンからため息の声があがる場面があった。

【映像】鈴木誠也の気合勝ち？ミラーがまさかの大暴投シーン

　この試合の前まで27打数9安打で打率.333、2本塁打8打点と打撃好調の鈴木は、2-2と同点の2回、2死満塁のチャンスで2打席目を迎えた。マウンド上は昨季11勝、今季も初登板となったカージナルス戦で6回2安打無失点11奪三振の快投を見せ初勝利を挙げたドジャース期待の右腕ミラー。鈴木は3球で追い込まれたが、ボールを挟んで3球続けてファウルと粘りを見せる。

　オープン戦から打率.459、6本塁打と打ちまくり、最近2試合でも続けてホームランを打つなど甘い球は確実に仕留める雰囲気を出す鈴木に、ミラーも気を抜けない様子。さらに、満塁の場面でファウルで粘る鈴木の圧力に飲み込まれたのか、ミラーが投じた8球目は大きく外れる大暴投となった。

　これで三塁ランナーが帰りカブスは勝ち越しに成功。さらに鈴木は続く9球目、真ん中低めのストレートを打ち返すとこれがライトフェンス直撃の2点タイムリーとなった。カブスはこの回5点を挙げ、ミラーをマウンドから引きずり下ろした。

　初回は3者連続空振り三振と圧倒的なピッチングを見せたミラーの突然の大乱調に、中継を視聴していたドジャースファンからは「急に大乱調だな、一回は無双やったのに」「どうしたんだ」「あんな調子よかったのに」など困惑するコメントが見られた一方で、カブスファンからは「誠也の粘り勝ち」「相変わらず勝負強い」と鈴木を絶賛するコメントが溢れていた。
（ABEMA『SPORTSチャンネル』）