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【映像】そもそも、「5月病」とは何か?
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 入社式や入学式を終え、スタートした新生活。環境や人付き合いの変化がストレスとなり、疲れやだるさ、無気力など、“五月病のような症状”を感じる人もいるだろう。

【映像】そもそも、「5月病」とは何か?

 ナビットの調査によると、「今までに新生活に不安を感じた経験がある人」は40%、「どちらかといえば不安を感じた経験がある人」は27.2%という結果に。

 精神科医の木村好珠氏はこの時期の不安について「年齢に関係なく、多くの人は環境が新しくなったり、人間関係・やることが変わると不安を覚える」とした上で「身体症状に出たり、眠れなくなるなど、表に出る症状は人によって異なる。そして、『どうして急に調子が悪くなったのだろう』などと不調の原因に無自覚な人も少なくない」と説明した。

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 一方で、4月のタイミングで「私、最近やる気が出ないから、5月病になったかも」などと話す人に対しては「正確には5月病ではない」と説明。

 「そもそも5月病とは、4月に新しい仕事を覚えたり、新しい環境に馴染んだりするために頭がいっぱいになって、自分の疲れに気がつかないまま4月を走り抜いた先になるもの。4月を駆け抜け、ゴールデンウィークに辿り着いた時に『あれ? 私すごく疲れてるかも』『なかなか起き上がれないし、プライベートも計画してたのに何もできない』と気づき、休み明けに学校や会社に行けなくなるなど辛くなってしまうのだ。とはいえ、自分の不安や緊張をコントロールできなくなった場合に、たとえ4月であってもそういった症状が生じ得る」

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 ナビットの調査によると新生活の不安の要因の第1位は「人間関係」となっている。

 この点について木村氏は「心理学者のアドラーは『人間の悩みは全て対人関係にある』と述べたが、個人的にも90%以上だと感じている。どんな環境にも“合わない人”はいるものだし、『頑張りすぎてしまう』という根っこにも上司や周囲の顔色を窺ってしまうなどという対人関係があったりする」と説明した。

 そして対策については「『この時期に不安・緊張を感じるのは当たり前』と頭に入れておくことが重要」とした強調した。

 「普段なら当たり前のようにできることができない時に、『どうしよう』『自分はダメかもしれない』と思うのではなく『疲れているのは当然』『今はしょうがないよね』などと自分を認めてあげる。また、平日に頑張り、土日も一生懸命楽しもうとしてしまうと疲れを解消する場がないため、いつも以上に意識的に休むべきだ」
(『ABEMAヒルズ』より)

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