将棋の藤井聡太棋聖(竜王、名人、王位、叡王、王座、棋王、王将、21)への挑戦権を争うヒューリック杯第95期棋聖戦の決勝トーナメント準決勝が4月17日に行われ、前期挑戦者の佐々木大地七段(28)と佐藤天彦九段(36)が現在対局中だ。佐々木七段が2期連続の挑戦へ向けて前進するか、佐藤九段が貫禄を見せるか、両者の激突に注目が集まっている。
佐藤九段は、2006年10月に四段昇段。竜王戦2組(1組:9期)、順位戦A級(A級以上:9期)。タイトルは名人3期で、棋戦優勝は4回。棋聖戦の挑戦経験はなく、2011年の第82期と2015年の第86期の挑戦者決定戦敗退が最高成績。今期は二次予選からの出場で、決勝トーナメントでは藤井猛九段(53)、西田拓也五段(32)に勝利し準決勝に進出した。
佐々木七段は、2016年4月に四段昇段。竜王戦は3組、順位戦はC級2組。2023年度は、棋聖戦でタイトル初挑戦するやいなや、王位戦でも七番勝負に進出。いずれもタイトル奪取には至らなかったが、その存在感を知らしめる飛躍の一年となった。今期の棋聖戦は決勝トーナメントからの参戦で、広瀬章人九段(37)、大橋貴洸七段(31)に勝利。2期連続での挑戦権獲得に向けて着実に前進している。
両者の公式戦対戦はこれまでに3局で、いずれも佐藤九段が白星を飾っている。注目の一戦を制し、挑戦者決定戦に駒を進めるのはどちらか。本局の勝者は、先に決勝戦進出を決めた山崎隆之八段(43)と挑戦権をかけて争う。
持ち時間は各4時間。振り駒の結果、先手は佐々木七段。
【昼食の注文】
佐藤天彦九段 豚しゃぶ(梅しそ)
佐々木大地七段 バリ風ビーフとオクラと茄子のマサラカレー
【昼食休憩時の残り持ち時間】
▲佐々木大地七段 3時間19分(消費時間41分)
△佐藤天彦九段 3時間1分(消費59分)
(ABEMA/将棋チャンネルより)