【スーパーGT】第1戦(決勝4月14日/岡山国際サーキット)
まさに一瞬のミスが命取りという出来事が起きた。3位のGR Supraが4位のCIVIC TYPE R-GTと同時にピットインすると、タイヤ交換でまさかのタイムロスが発生し、順位が逆転。約4秒の差が表彰台争いの明暗を分けた瞬間だった。
【映像】4秒差が明暗分けた“ギリギリ逆転劇”の瞬間
4月14日、岡山国際サーキットで開幕した2024年のスーパーGT 第1戦決勝。3位と好調な走りで、久々の表彰台獲得を見据えていたKeePer(#38 CERUMO GR Supra)だったが、30周目に痛恨のシーンが訪れた。
38号車は、4位のSTANLEY (#100 CIVIC TYPE R-GT)と、しのぎを削りながら同時にピットイン。ピットレーン上では追い抜きができないため、最速でタイヤ交換などを済ませコース復帰する必要があるが、38号車にまさかのトラブルが発生。ピットクルーがタイヤ交換でホイールナットを落とすミスによりタイムロス。この“たった4秒”が致命的となり、100号車に追い抜かれた。
38号車は後を追う形で即座にコースに復帰し、その後は激しいバトルを展開するも、なかなか詰めることができないまま決着となった。100号車は3位でフィニッシュし、38号車は4位。表彰台を逃す最大の原因となってしまった。
これにはファンも「ピット作業での順位逆転はすごく痛いな」「タイヤ交換ミスがびびいた」「ピットミスしてなければ、TOP3の可能性もあったのか…」など、痛恨のミスを嘆く声が挙がった。
レースはレーシングドライバーの腕だけでは決まらない。ピット作業もまた、順位に大きく影響をもたらす存在であることを再認識させられるシーンとなった。
(ABEMA『ABEMA SUPER GT ダイジェスト』/(C)GTアソシエイション)