「少年ジャンプ+」で連載中の漫画『怪獣8号(かいじゅうはちごう)』は、2024年4月からTVアニメが放送されました。
怪獣を討伐する防衛隊になる夢を諦めて清掃員の仕事をしていた日比野カフカ(ひびの カフカ)は、幼馴染との約束を果たすためにもう一度防衛隊を目指すことを決意します。しかし、謎の小型怪獣によってカフカ自身が怪獣になってしまい、目指していた防衛隊から「怪獣8号」と呼ばれて敵視されてしまうストーリーです。
この記事では『怪獣8号』の作者・松本直也(まつもと なおや)氏のプロフィールや過去の漫画作品についてまとめました。
目次
- 『怪獣8号』のあらすじと作品概要
- 『怪獣8号』作者・松本直也氏のプロフィール!
- 『怪獣8号』作者・松本直也氏の過去作は?
- 『怪獣8号』作者は1人?
- 作者の性別は?顔出しはしてる?
- 作者はX(旧ツイッター)やインスタなどのSNSはやってる?
- 『怪獣8号』のスピンオフ漫画の作者や小説版の著者は誰?
- まとめ
『怪獣8号』のあらすじと作品概要
怪獣を討伐する日本防衛隊を目指していた32歳の日比野カフカは、夢を諦めて防衛隊が倒した怪獣の後始末をする清掃業者「モンスタースイーパー」で働いていました。カフカと共に働く新人の市川レノ(いちかわ レノ)は防衛隊を目指していて、レノから防衛隊の募集年齢が引き上げられ、カフカも試験に参加できることを知らされます。
もう一度防衛隊員を目指すことを心に決めたカフカでしたが、謎の小型怪獣がカフカの口に入ったせいで、強力な怪獣に変身できる力を得ます。カフカが変身した怪獣は「怪獣8号」と呼ばれ、目指していた防衛隊から敵視される存在になりました。カフカは自分が「怪獣8号」であることを隠したまま、防衛隊の試験を受けることになります。
WEBマンガ配信サービスの「少年ジャンプ+」で連載中の漫画で、隔週金曜に配信されています。2024年4月からはテレビアニメの放送がスタート。X(旧Twitter)で全世界にリアルタイム配信で全エピソードが放送されました。
『怪獣8号』作者・松本直也氏のプロフィール!
『怪獣8号』の作者・松本直也氏は、阿佐ヶ谷美術専門学校の卒業生です。鳥山明(とりやま あきら)氏の漫画『DRAGON BALL(ドラゴンボール)』がきっかけで漫画家を目指すようになり、2005年に「週刊少年ジャンプ」の漫画賞「ジャンプ十二傑新人漫画賞」で第27回十二傑賞を受賞。受賞作の『ネコロマンサー』は、2006年の「赤マルジャンプ 」WINTER(冬)号に掲載されました。
松本氏は怪獣が好きで、子供の頃は怪獣図鑑を愛読していたと話しています。インタビューでは様々な漫画作品から影響を受けたと語っていて、師匠である岩代俊明(いわしろ としあき)氏の『PSYREN―サイレン―』、澤井啓夫(さわい よしお)氏の『ボボボーボ・ボーボボ』から得たものも大きいそうで、デザインの面では『BLAME!』や『シドニアの騎士』などの作者・弐瓶勉(にへい つとむ)氏の影響が大きいと答えています。
コミックス6巻のカバー折り返しコメントにて、仕事場で猫を飼っていることを明かしました。また、作画中はヘッドホンやイヤホンが相棒とのことで、ヘッドホンやイヤホンは「我が家では冷蔵庫の次に働いている家電」だと綴っています。
2020年からは「少年ジャンプ+」で『怪獣8号』の連載がスタート。『怪獣8号』はアプリ版「少年ジャンプ+」で初回全話無料で読める作品にも関わらず、2020年に発売された新作漫画を対象にした「コミックス第1巻売上ランキング」では、『【推しの子】』や『葬送のフリーレン』を抑えて第1位に輝きました。
2024年1月には、『怪獣8号』の本編で描かれなかった防衛隊員達のエピソードを描いたスピンオフ漫画『怪獣8号 side B』の連載が「少年ジャンプ+」で開始。松本氏は原作者として関わっています。
『怪獣8号』作者・松本直也氏の過去作は?
2005年に「第27回 ジャンプ十二傑新人漫画賞」を受賞して、2006年の「赤マルジャンプ」に掲載された『ネコロマンサー』が松本氏のデビュー作になりました。
その後、「赤マルジャンプ 」で読み切り作品『ROOM STRANGER』『魔女になった少年』の2作品が掲載。2009年〜2010年にかけては「週刊少年ジャンプ」で『ねこわっぱ!』を連載しました。『ねこわっぱ!』は、神様に拾われて育てられた人間の女の子・タマが一人前の神様を目指す物語です。
2013年に「少年ジャンプNEXT! 2013 AUTUMN」に読切版『ポチクロ』が掲載された後、連載版がWEBマンガ配信サービスの「少年ジャンプ+」で2014年から2015年まで掲載されました。『ポチクロ』は人間が高級食材として扱われている魔界で、言葉が通じない魔族と人間の女の子の異文化コミュニケーションを描いた作品です。
2020年からは「少年ジャンプ+」で『怪獣8号』が連載中。『怪獣8号』の連載がはじまるまでは、『ポチクロ』の全4巻が松本氏の最長連載でしたが、『怪獣8号』は2024年7月時点で13巻まで発売される長期連載作品になっています。
『怪獣8号』作者は1人?
漫画『怪獣8号』の作者は松本氏1人ですが、コミックスのカバー折り返し箇所には制作協力として名前が記載されている人物がいます。
コミックス1巻〜9巻には制作協力者として、背景美術に小岩井治(おさプロ。)さん、仕上げに桜次朗さん、銃器デザインにマントヒヒ・ビンタさんの名前がクレジットされています。10巻以降からは、仕上げにDecoさんの名前が加わりました。
銃器デザインのマントヒヒ・ビンタさんは、縦読みマンガ『MQ』を連載している漫画家です。背景美術の小岩さんは『怪獣8号』の背景製作の様子をYouTubeで公開しています。
作者の性別は?顔出しはしてる?
調べた限りでは『怪獣8号』作者の松本氏は、顔出しはしていないようでした。
名前の印象では男性のように感じますが、漫画『ホイッスル!』の作者・樋口大輔(ひぐち だいすけ)氏や『鋼の錬金術師』の作者・荒川弘(あらかわ ひろむ)氏は、男性的なペンネームですが女性漫画家です。そのような例もあるため、名前では性別の判断は難しいです。
作者はX(旧ツイッター)やインスタなどのSNSはやってる?
松本氏はXのアカウントを開設していて、連載作品の告知やイラストを投稿しています。
「次にくるマンガ大賞2021」のWebマンガ部門で1位に選出された際には、「ひとえに投票してくれた読者の皆様のおかげです」と投票してくれたファンに感謝を綴ったメッセージとイラストをポストしました。
2024年1月1日には、「明けましておめでとうございます!今年も怪獣8号をよろしくお願いします!」という文章と共に、新年をイメージした『怪獣8号』のイラストを投稿しています。
『怪獣8号』のスピンオフ漫画の作者や小説版の著者は誰?
JUMP j BOOKSから『怪獣8号』の小説が発売されています。タイトルは『怪獣8号 密着!第3部隊』で、小説でしか読めない4つの物語が収録されています。『怪獣8号 密着!第3部隊』の作者は安藤敬而(あんどう けいじ)氏です。安藤氏は『怪獣8号』の小説以外にも、テレビアニメ『荒野のコトブキ飛行隊』のノベライズなどを執筆していています。
『怪獣8号』の公式スピンオフ漫画『怪獣8号 side B』は、原作者の松本直也氏と小説『怪獣8号 密着!第3部隊』の作者の安藤氏の2人が原作を務め、漫画は肥田野健太郎(ひだの けんたろう)氏が描いています。肥田野氏は「週刊少年ジャンプ」で連載されていた『ジガ -ZIGA-』(原作:佐野ロクロウ)や『すごいスマホ』(原作:冨澤浩気)の作画を担当していました。
原作者の松本氏は肥田野氏について自身のXで、「肥田野先生の描く絵や漫画が大好きなので受けて頂けてめちゃめちゃ光栄です!!どのキャラも魅力的描いて頂いてるんですが、特に肥田野先生版キコルがねぇ…可愛いんですよ!」と投稿しています。
まとめ
漫画『怪獣8号』の作者は松本直也氏です。松本氏は漫画『ネコロマンサー』で「第27回 ジャンプ十二傑新人漫画賞」を受賞して、漫画家デビューしました。
『怪獣8号』以外の連載作品としては、「週刊少年ジャンプ」で連載していた『ねこわっぱ!』と「少年ジャンプ+」で連載していた『ポチクロ』があります。
『怪獣8号』の公式スピンオフ漫画『怪獣8号 side B』は、松本氏と安藤敬而氏が原作を務め、漫画は肥田野健太郎氏が描いています。
(C)防衛隊第3部隊 (C)松本直也/集英社
アニメ『怪獣8号』放送回一覧(動画リンクつき)
話数 | サブタイトル(タップで動画へ) | 見どころ |
---|---|---|
1 | 怪獣になった男 | アニオリの逃亡アクション |
2 | 怪獣を倒す怪獣 | お漏らしする32歳 |
3 | リベンジマッチ | 絶妙に可愛いキコルの煽り |
4 | フォルティチュード 9.8 | ヒーロー感溢れるカフカ |
5 | 入隊! | 宗四郎が糸目を開く! |
6 | 夜明けの相模原討伐作戦 | お手本のようなデレ |
7 | 怪獣9号 | 仲間のため体を張るレノ |
8 | 防衛隊へようこそ | 宗四郎の人外すぎる動き |
9 | 立川基地襲撃 | キコル、圧倒的なパワー! |
10 | 曝露 | 怪獣8号、出現! |
11 | 捕らわれた怪獣8号 | 長官の戦闘力 |
12 | 日比野カフカ | 「約束」の力 |