4月11日に京セラドーム大阪で行われたオリックス・バファローズ対東北楽天ゴールデンイーグルスの一戦で、1イニングをピシャリと締める好投でホールドをマークしたオリックス・吉田輝星が野球ファンの間で話題になっている。
1-1の同点で迎えたこの試合の7回表、オリックス4番手として登板した吉田は、まずこの回先頭の3番・浅村栄斗に対し、外のスライダー、内のシュートを見せてカウント0-2と追い込むと、最後は外のストレートで見逃し三振に。昨季の本塁打王からいきなり3球三振を奪って弾みをつけると、続く4番の阿部寿樹に対しては、外角へのストレートを挟みながらカーブとスライダーで追い込み、最後は外角低め、ボール気味に投じたワンバウンドのスライダーで空振り三振に。そして5番の岡島豪郎に対しては、初球に内角低めのボールゾーンへのスライダーを見せた上で、やや外寄りの縦軸を使い、高低に投げ分ける配球で揺さぶりをかけると、最後はやや外寄り高めのカーブを打たせてピッチャーゴロに。同点の場面でクリーンナップからの打順という、緊張感のあるマウンドであったものの、見事にピシャリと抑えることとなった。
オリックスへの移籍後、競ったゲームでも起用され、安定した投球を続けている吉田について野球解説者の里崎智也氏は、4月19日放送の『バズ!パ・リーグ』(ABEMA)に出演した際に、「今、オリックス投手陣、宇田川(優希)とか山﨑颯一郎とか、ちょっと不調でね、コンディションが上がらない中、枠が空いたところでスッとね、良い形になってるんで。オリックスのチームとしても有難いですね」と称賛。また、またネット上の野球ファンからは「やっぱ華がある。吉田が出てくるとなんかワクワクするもんなぁ」「日ハムファンだけど吉田輝星が新天地で活躍してるのマジでうれしい このままずっと活躍してくれ~!」「オリックスの投手育成環境の影響もあるだろうけど、一番は本人の努力だよね。ドラ1でありながらトレード放出って屈辱に思うところもあったはずだけど、それをパワーに変えた!」「厚澤コーチ達の話を素直に聞いて、自分で考えてどんどん成長してるのマジで素晴らしすぎる」「来たばっかりだけど、チームから信頼されてるのがわかる。隠しきれないスター性がまぶしいよ。輝星、オリックスでもっともっと輝こうな」といった様々な反響が寄せられている。
(ABEMA『バズ!パ・リーグ』)