4月11日に京セラドーム大阪で行われたオリックス・バファローズ対東北楽天ゴールデンイーグルスの一戦で、1イニングをピシャリと締める好投でホールドをマークしたオリックス・吉田輝星が野球ファンの間で話題になっている。
【映像】唸ってる!?吉田輝星が“美直球”を投げ込む瞬間
1-1の同点で迎えたこの試合の7回表、オリックス4番手として登板した吉田は、まずこの回先頭の3番・浅村栄斗に対し、外のスライダー、内のシュートを見せてカウント0-2と追い込むと、最後は外のストレートで見逃し三振に。昨季の本塁打王からいきなり3球三振を奪って弾みをつけると、続く4番の阿部寿樹に対しては、外角へのストレートを挟みながらカーブとスライダーで追い込み、最後は外角低め、ボール気味に投じたワンバウンドのスライダーで空振り三振に。そして5番の岡島豪郎に対しては、初球に内角低めのボールゾーンへのスライダーを見せた上で、やや外寄りの縦軸を使い、高低に投げ分ける配球で揺さぶりをかけると、最後はやや外寄り高めのカーブを打たせてピッチャーゴロに。同点の場面でクリーンナップからの打順という、緊張感のあるマウンドであったものの、見事にピシャリと抑えることとなった。