4月21日に福岡PayPayドーム(現・みずほPayPayドーム福岡)で行われた福岡ソフトバンクホークス対オリックス・バファローズの一戦で、強打のソフトバンク打線から合計11三振を奪う圧巻の投球で完投勝利を挙げたオリックス・宮城大弥が、野球ファンの間で話題となっている。
この試合、先発のマウンドに上がった宮城は、力強いストレートに加え、キレの良いスライダーを絶妙なコースへと投げ分ける投球で、序盤からソフトバンク打線を翻弄。4回には5番・近藤健介にスローカーブを狙い打たれて同点となるソロアーチを浴びるも、失点はこの1点のみ。走者を出してもしっかりと後続を断つ粘り強さを見せながら、“元MLBドラフト1位男”のスチュワート・ジュニアに堂々と投げ勝ち、6回1/3を3失点で敗北を喫した開幕戦の雪辱を晴らす形となった。
絶対的エースとして君臨していた山本由伸がMLBのロサンゼルス・ドジャースへと移籍し、山﨑福也も北海道日本ハムファイターズへとFA移籍を果たすなど、“計算できる先発”2枚を失い、昨季、一世を風靡した“怪童”山下舜平太もなかなか調子が上がらないという状況の中で、文字通り、“新・絶対的エース”としての期待がかかる。
そんな宮城が見せたこの好投に、オリックスファンも大歓喜。ネット上では「開幕のときにあれ?って思ったけど今日は完全に去年のいいときの宮城が戻ってきた感じやな」「現状日本一のサウスポーやな。間違いないわ」「沢村賞はまたオリックスか スーパーエースやん」「年を増すごとに球速上がっていってるのが成長を感じるよね」「去年まであの山本とこの宮城が同チームだったんだよな。そりゃ優勝するわ」「誰よりも成長してるのエグい」「投げてる時カッコいいんだよ。他はただただ可愛いだけなのに」といった様々な反響が寄せられている