アニメ「僕のヒーローアカデミア」の特別版「僕のヒーローアカデミア Memories」(全4回放送)の最終回が、4月27日より順次放送中。主人公の宿敵である死柄木弔(CV:内山昂輝)の悲惨な過去が描かれ、「個性が初めて発動したシーンは何度見てもきつい」「見るたびに心が苦しくなる」と話題になった。
アニメ「僕のヒーローアカデミア」(通称、ヒロアカ)は、「週刊少年ジャンプ」で連載中の堀越耕平氏によるシリーズ世界累計発行部数1億部を突破した大人気コミックが原作。総人口の約8割が“個性”と呼ばれる何らかの超常能力を持つ世界を舞台に、主人公のデクこと緑谷出久(CV:山下大輝)とそのクラスメイトたちの成長、戦い、友情を描いた物語だ。5月4日よりテレビアニメ第7期の放送がスタートするほか、2024年8月2日からは劇場版第4弾が公開される。
前回放送された特別版の第3話では、デクのクラスメイトの轟焦凍(CV:梶裕貴)とその家族のエピソードが描かれた。焦凍の父は、プロヒーローのエンデヴァー(CV:稲田徹)だ。
エンデヴァーは焦凍を「オールマイトを超えるヒーロー」にすべく幼少期より厳しく鍛えたが、そのせいで家庭に軋轢を生んでしまった。敵<ヴィラン>連合の荼毘(CV:下野紘)の正体が山火事で死んだと思われていた長男であることが判明し、エンデヴァーは強いショックを受けた。焦凍も家族をバラバラにした父を憎んでいたが、失意のエンデヴァーに対して、「泣き終わったら立てよ。みんなで燈矢兄を止めに行こう」と手を差し伸べた。
父に歩み寄ろうとする焦凍の姿に、X(旧Twitter)上では「心にグッとくるなぁ」「轟くんは轟一家のヒーロー」「焦凍が轟一家を変えたんだよな」と称賛の声が相次いだ。
最終話の「死柄木弔:Destruction」では、敵連合を率いる死柄木の過去が描かれた。幼少期の死柄木はヒーローに憧れる純粋な少年だったが、ヒーローを快く思わない父親との間に溝があった。全てが耐えきれなくなったある日、彼の“個性”が発現し、自らの力で家族を殺めてしまった。
なお、死柄木の父親は、“あるバックグラウンド”があるからこそ、息子がヒーローになることに強く反対していた。家族のすれ違いと、それゆえに起きた悲惨な事件という過去を抱える死柄木に対して、「そんな過去があったのか」「個性が初めて発動したシーンは何度見てもきつい」「見るたびに心が苦しくなる」と反響が続出した。
(C)堀越耕平/集英社・僕のヒーローアカデミア製作委員会・MBS