5月6日にZOZOマリンスタジアムで行われた千葉ロッテマリーンズ対埼玉西武ライオンズの一戦で、ホームラン性の大飛球が、球場特有の“魔風”に阻まれて無念の外野フライとなったロッテ・ソトが、野球ファンの間で話題となっている。
4-0、ロッテ4点のリードで迎えたこの試合の3回裏・ロッテの攻撃、1死走者なしの場面で打席に立ったのは、1回の第1打席でライトへの“逆方向弾”を放っている4番のソト。フルカウントからの7球目、内角高めに投じられたカットボールをフルスイングすると、打球は快音を響かせてレフト方向へ高々と舞い上がる大飛球に。しかし、打ったソト自身がすぐに着弾を確信したであろうこの大飛球は、あろうことかZOZOマリンスタジアム特有の強風に押し戻される形でまさかの失速。フェンス際いっぱいのところで、レフトを守る金子侑司の構えたグラブに収まることに。そのため、一塁ベースを回ったところで“着弾”ではなく“捕球”を確認したソトは思わず苦笑いを見せることとなった。
こうした“マリンの魔風”によってレフトフライとなったソトの打球について、長年に渡って同球場でのプレー経験がある野球解説者の里崎智也氏は、5月10日放送の『バズ!パ・リーグ』(ABEMA)に出演した際に、「この強風が14メートルぐらい吹いてるんで、レフトはまったく伸びないんですよね。(ソトの打球も)風さえなければホームランですけれども、風で押し戻されてレフトフライになっちゃう」と、右打者が引っ張る形で飛ばすレフト方向への飛球は、風が不利に働き、文字通りの“魔風”になると指摘。また、ネット上の野球ファンからは「ソトは弾道的に風の影響モロに受けるよな」「レフト方向では強い向い風でフライは戻され、ライト方向では右中間に上がった打球をポール方向に流し最短距離で入るようにアシストする。相変わらずなんちゅう球場やw」「風が敵だ、、でもソトの調子が上がってそうで良き」「風VSソト 2勝1敗で風の勝ち」「マリンの風がロッテの味方してるって思ってる人多いかもしれないけど絶対被害の方が多いんだよなぁ」といった様々な反響が寄せられている。
(ABEMA『バズ!パ・リーグ』)