Mリーグ機構は、「朝日新聞Mリーグ2023-24」ファイナルシリーズ5月14日の第1試合に出場する4選手を発表した。前日、首位U-NEXT Piratesは2度目の優勝に向けて大きな同日2勝を成し遂げ、2位に300ポイント近い差をつけた。残り6試合、逆転を狙う3チームからは徹底的なマークを受けるが、その包囲網を突き抜けるか。
レギュラーシーズンを圧倒的な成績で1位通過したU-NEXT Piratesだが、ポストシーズンは苦しみながらもポイントを維持。その成果が実り、ついに前日、価値あるデイリーダブルを決めて頭一つ以上、抜け出した。トップ・ラスで100ポイントは詰まるルールとはいえ、2位以下に300ポイント以上の差は、簡単にひっくり返るものでもない。先発・仲林圭(協会)は、ここ一番「ないすぅ!」な打ち回しでさらに差を広げにかかる。
一気に差を広げられた3チームだが、今度は逆にU-NEXT Piratesに連続ラスを引かせるぐらいでなければ、逆転は望めない。2位EX風林火山からは“軍師”と呼ばれる勝又健志(連盟)が出場。もはや2位から4位までは、いつ順位が入れ替わってもおかしくないだけに、横を見るより自分がトップを取って、U-NEXT Piratesをラスに沈めるという2つだけを考えたい。
3位のKADOKAWAサクラナイツも、EX風林火山とはほぼ状況に変わりはない。U-NEXT Piratesを可能な限り沈めて、自分たちがトップを取る。これを繰り返せば、1日2試合でも状況は劇的に変化する。岡田紗佳(連盟)はSNSで「トップ取るしかないんだ!三連勝するしかないんだ!」と個人3連勝宣言で卓に向かう。
最下位ながらも、トータルはプラスに戻ってきた赤坂ドリブンズ。首位と約370ポイント差を6試合でひっくり返すには、まず自分たちが最低でも4勝は挙げ、かつラスを引かないことが必要だ。自らのポイントを+300近くにまで引き上げてから、ようやく優勝について語れるレベル。鈴木たろう(最高位戦)は、Mリーグの1試合最高スコアの記録保持者。神がかった強さを発揮すれば、奇跡は起きる。
【5月14日第1試合】※成績はレギュラーシーズン
赤坂ドリブンズ・鈴木たろう(最高位戦)個人7位 +211.2
EX風林火山・勝又健志(連盟)個人2位 +404.2
KADOKAWAサクラナイツ・岡田紗佳(連盟)個人6位 +212.0
U-NEXT Pirates・仲林圭(協会)個人4位 +266.5
【5月13日終了時点での成績】
1位 U-NEXT Pirates +395.2(10/16)
2位 EX風林火山 +98.5(10/16)
3位 KADOKAWAサクラナイツ +73.4(10/16)
4位 赤坂ドリブンズ +25.9(10/16)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)