【写真・画像】 1枚目
【映像】瑞原明奈、パイレーツクルーにメッセージ

 レギュラーシーズン、セミファイナルシリーズと首位で通過してきたチームの「完全優勝」に向け、女海賊が船を加速させた。プロ麻雀リーグ「朝日新聞Mリーグ2023-24」ファイナルシリーズ5月16日の第1試合はU-NEXT Pirates・瑞原明奈(最高位戦)がトップ。個人2連勝で優勝をグっと引き寄せた。

【映像】瑞原明奈、パイレーツクルーにメッセージ

 この試合は東家からEX風林火山・松ヶ瀬隆弥(RMU)、瑞原、赤坂ドリブンズ・渡辺太(最高位戦)、KADOKAWAサクラナイツ・渋川難波(協会)の並びで開始。「ハイリスク・ハイリターンの選択はしない」と決めて臨んだこの試合、東場をほぼ原点で終え、迎えた南2局の親番で瑞原へチャンスが訪れた。

 渡辺の先行リーチに対して、現物待ちの5・8筒待ちテンパイ。これを静かにダマテンとすると、すぐさま5筒をツモ。解説の村上淳(最高位戦)も「でかいー!」と大声を出してしまうほど、U-NEXT Piratesの勢いを感じさせるツモ・タンヤオ・平和・ドラの7800点が決まった。クールな渡辺もこのアガリには思わず顔を歪めた。これをきっかけに瑞原は攻めに転じ、その後の3局で連続のアガリをゲット。終盤は守勢に転じ、リードを守って個人2連勝とした。対局スタジオを出る際にはカメラへ満面の笑みとガッツポーズも。

 「とてもホッとしています」と切り出したインタビュー。ラスを引かなければそれで良いという試合、それでも道中は一筋縄ではいかなかったようで「安い連荘は得なのか、微妙なところだったので、難しいと思っていた。着実に加点ができるところを加点するのは決してマイナスにはならないという感じで、アガリに向かっていました」。

 海賊船の加速はもう止まらない。瑞原は来る最終日に向け「今シーズンのMリーグが終わってしまいますが、最後にPiratesとクルーの皆さんが最高の笑顔になれるような最終日にできたらと思っています」とファンへ呼びかけた。さらに「(優勝まで)一緒に駆け抜けましょう!」とインタビューを締めると、ファンからは「強くてカッコ良かった!ありがとう!」「大好き!」「あっきーな、サンキュー」と次々にコメントが寄せられていた。

【第1試合結果】
1着 U-NEXT Pirates・瑞原明奈(最高位戦)3万6600点/+56.6
2着 KADOKAWAサクラナイツ・渋川難波(協会)2万9400点/+9.4
3着 赤坂ドリブンズ・渡辺太(最高位戦)2万5400点/▲14.6
4着 EX風林火山・松ヶ瀬隆弥(RMU)8600点/▲51.4

※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会

◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
ABEMA/麻雀チャンネルより)

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