昨年の悔しさを、“戦闘民族”が見事に晴らした。プロ麻雀リーグ「朝日新聞Mリーグ2023-24」ファイナルシリーズ5月17日。表彰式がベルサール汐留にて行われ、MVPを獲得したU-NEXT Pirates・鈴木優(最高位戦)がスピーチに登壇した。
壇上に呼ばれた鈴木優、まず大勢のファンの前で「Mリーグ2023-24シーズンチャンピオン、個人MVPのU-NEXT Pirates・鈴木優です!」とあいさつ。続けて「初年度は本当に思うような活躍ができず、今期はレギュラーシーズンで敗退してしまうとレギュレーションに引っかかって、また来年同じメンバーで戦えないという、少し緊張感のあるスタートでした」と切り出した。
「今年の目標は、チーム優勝はもちろん、MVPを取るとずっと取材でお答えしておりました」と目標達成を喜びつつ「ちょっと1人、燃料が足りなかったからか、活躍できなかった方がいる」とレギュラーシーズンでまさかの不振だったU-NEXT Pirates・小林剛(麻将連合)をイジって、会場の笑いを誘う一幕も。
MVP獲得については「クルーの方に『絶対MVPを取って』と言っていただき、最終日に連投・連勝でMVPを獲得することができました。歴代のMVPの方々は本当に素晴らしい選手がたくさんいますが、まだ2年連続MVPを獲得した選手はおりません。3冠を同時に取った選手もいません」と、まさに自身がそうなるべく、今後のビジョンを大きく掲げた。
今期の鈴木優は圧倒的成長に加え、個人5連勝や最少得点でのトップなど名・珍記録ラッシュ。また過去5年、優勝チームからMVPが出ていないというジンクスも打ち破った。最後に鈴木優は「本当に記録ずくめの1年でした。来期の目標は2年連続のMVPを取れるように、少し喜んだら明日からしっかり修行して、戦闘力を上げて臨みたいと思います」と語り、大勢のファンから拍手喝采を浴びていた。
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)