<大相撲五月場所>◇十二日目◇23日◇東京・両国国技館
幕内復帰を目指す十両六枚目・若隆景(荒汐)が、十両三枚目・千代翔馬(九重)を“超高速”な上手出し投げで下し11勝目を挙げた。若隆景の一瞬の妙技に「今のなに」「何が起こった?」とファンから困惑気味の声が上がった。
“元大関候補”がキレ味抜群の技で勝利した。立ち合い後すぐ左四つに組んだ若隆景は、胸を合わせて上手を引くと、次の瞬間、素早く上手出し投げを決めて千代翔馬を転がした。目にも止まらぬ速さで若隆景が投げを決めると客席からは大きな歓声と拍手が沸き起こった。若隆景は11勝目。敗れた千代翔馬は3敗目を喫した。
関脇の地位で幕内最高優勝を果たし、一時は次期大関候補の呼び声も高かった若隆景。だが怪我のため3場所連続全休し幕下まで陥落。令和5年(2023年)十一月場所から再び土俵に立ち、まずは幕内復帰へ向けて順調に歩を進めている。今場所は三日目に黒星を喫したものの、その後は連戦連勝を遂げてきた。
そんな実力者・若隆景の一瞬の妙技に、ABEMAの視聴者からは「今のなに」「光速投げ」「何が起こった?」「キレがやべーな」「さすがや」「オーラすげーわ」「やはり地力は三役レベルだ」「別格すぎる」と驚きと戸惑いの声が相次いで寄せられた。
なお十二日目の取組では、十両三枚目・遠藤(追手風)が立ち合い変化の突き落としで十両五枚目・輝(高田川)を下して1敗を死守。新十両の十両十二枚目・阿武剋(阿武松)も十両四枚目・東白龍(玉ノ井)の猛攻に耐えて勝利し星を11に伸ばした。十両優勝争いは引き続き1敗で遠藤、若隆景、阿武剋の3人がトップに並ぶ。(ABEMA/大相撲チャンネル)
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