<大相撲五月場所>◇十二日目◇23日◇東京・両国国技館
19歳の序ノ口力士がたった2発の突き押しで142キロの相手を土俵の外に吹き飛ばした。強烈な攻めに館内どよめき「すんごいもろ手」「将来が楽しみ」とファンも沸き立った。
序ノ口九枚目・象竜(音羽山)と序ノ口十二枚目・福岡(田子ノ浦)の一番。象竜は平成17年(2005年)生まれの19歳、先場所三月場所の前相撲で初土俵を踏んだばかりの新鋭力士だ。身長190センチ・体重107キロと、まだ体重は軽いものの上背があり、今場所ではこれまで2勝を挙げてきた。
象竜が十二日目に対戦した福岡は体重142キロ。体重差35キロにおよぶ対決となったが、勝負は一瞬だった。立ち合い強烈なもろ手突きをかました象竜。思わず福岡がのけぞると、象竜は休むことなく2発目のもろ手突きを放った。あまりの圧力に巨漢の福岡は吹き飛ぶように後ろに倒れて土俵下へと落下し、館内からはどよめきが沸き起こった。象竜は押し倒しで勝って3勝目。敗れた福岡は4敗目を喫した。
わずか2発の強烈な突き押しで142キロの相手を圧倒した象竜。強烈な攻めに、ABEMAの視聴者も「はっや」「すんごいもろ手」「将来が楽しみ」「伸びそう」と騒然となっていた。(ABEMA/大相撲チャンネル)
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