5月22日にエスコンフィールドHOKKAIDOで行われた北海道日本ハムファイターズ対オリックス・バファローズの一戦で、日本ハムの新庄剛志監督が天を仰いだ瞬間が、野球ファンの間で話題となっている。
【映像】ギャンブルスタート失敗→新庄監督“超ガッカリ”の瞬間
4-4で迎えたこの試合の8回裏・日本ハムの攻撃、1死二、三塁の場面で、9番・水野達稀の放った打球は低い弾道でライトへと飛ぶ一打に。これをオリックスのライトを守る中川圭太はしっかりとダイレクトで抑えると、そのまま内野へと返球することとなったが、実はこのとき、日本ハム側は打球が飛ぶなりスタートを切るという、いわゆる“ギャンブルスタート”の指示を走者に出していた関係で、三塁走者の田宮裕涼は、一度スタートを切ってから慌てて戻り、再びスタートを切り直すことに。しかしこのタイミングでは当然、タッチアップでの生還が間に合うはずもなく、結果として田宮は三塁で足止めとなったことから、ベンチの新庄監督は目を閉じて天を仰ぐこととなった。
5月24日放送の『バズ！パ・リーグ』（ABEMA）では、改めてのこの場面についてVTRを交える形で振り返ることとなったが、その際に野球解説者の里崎智也氏は、このプレーが生まれた背景について解説した上で、「この作戦はまったく悪くはなかったと思うし、三塁ランナーの田宮の走塁もまったく悪くはなかったと思う。日本ハムからするとただ運がなかった。仕方ないです」と、日本ハムベンチからすれば妥当な作戦であったとした上で、新庄監督の胸のうちについて「新庄監督の上向いたのは、“ああ、作戦失敗したー”みたいなね。（ギャンブルスタートの）デメリットの方、リスクの方に行っちゃったーみたいな感じだったと思いますけど」と代弁する形でコメントした。
この場面について、ネット上の野球ファンからは「これはしゃーないと思うし、監督が自分の采配を悔いてるみたいなリアクション、すごくいいと思うわ」「去年のハムなら追加点取れずにもしかしたら負けてたかもしれない でもこの勝ちはすごいよ。去年よりも何倍も進化してる」「本当に今季のハムは主人公チーム過ぎる。誰かのミスを誰かが救う、チーム皆で一点をもぎ取る姿がもうドラマなんよ」「8回からの流れで勝ち切れるファイターズは本当に強い！」「マジでいいチームになったな日ハム」「このチームマジ熱い奴ばっかで好きだわ」「なんなんだよこのチーム！！一生応援するからな！！」といった様々な反響が寄せられている。
（ABEMA『バズ！パ・リーグ』）
