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 「GWくらいからちょっと体重が減って食べられなくなってきているが、このペースで行くと今年も夏バテになるのでは…」

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 『ABEMAヒルズ』の柴田阿弥キャスターが早くも悩んでいる夏バテ。その対策を専門家に聞いた。

 「最高気温が上がっており、35度を普通に超える。今年に関しても気温が高いので、 夏バテを超えて熱中症の危険なども上がってきている」

 高い気温による体調不良がどんどん前倒しになっていると話すのは、せたがや内科・神経科クリニックの久手堅司院長だ。対策をする上でまずポイントとなるのが、体温調節だという。

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 久手堅院長によると、暑い外とクーラーの効いた部屋の寒暖差が大きいほど自律神経の乱れを招くため、室内では1枚羽織るものを常備するのが効果的。冷たいものやカフェイン、アルコールの摂りすぎに注意し、シャワーだけでなく首までぬるめのお湯に浸かることが推奨されるという。

 また、良質な睡眠を確保することも重要だという。

 「夏バテの人は寝られたとしても起きた時に『だるい』という症状があるが、これはちゃんと睡眠が取れてない場合があるためだ。夜寝て朝起きるリズムが大事であり、眠りの『最初の90分』も睡眠の質を左右するため、質が低い場合は1日の疲れを翌日に持ち越すことになる。夏バテの方はそういうパターンに陥りがちなので気をつける必要がある。夏バテは温度と湿度が非常に重要で、湿度を下げることが大事だ」

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 久手堅院長によると、体を冷やし過ぎない程度にエアコンを利用し、適切な温度管理を心掛けることもポイントだ。水分補給も大切で、夏野菜は体の熱を取り除く効果がある。無理にスタミナをつけようとしてこってりしたものを食べると、かえって健康を害することもあるため、夏バテの人は水分や栄養素、ビタミン、タンパク質などが入っているバランスの良い食事を心掛けると良いという。

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 胃腸の状態が自律神経に影響するため、食物繊維を多く含む食品や乳製品を意識して摂取することも大事だ。

 さらに心がけたいのが日々の運動。

 「運動習慣を持ち、体操やストレッチを行うことも有効だ。どうしてもパソコンやスマホを使う時間が長くなってしまうため、ずっと同じ姿勢でいないこと。自律神経は頭から首を通って全身に伝わっているため前向きの姿勢は負担がかかりやすいので気をつけてもらいたい」

 ところが柴田キャスターは、週2回の運動を行い、こまめに食事を摂り、睡眠時間も確保するなど体調管理に努めているという。それにもかかわらず不調が続いているのはなぜなのか? 久手堅院長は、夏バテ以外にも原因がある可能性を指摘する。

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 「特に天候の影響を受けやすい『気象病』の可能性もある。おそらく、湿度に弱く、気温の変化にも強くなく、さらには片頭痛持ちだったりすると“気象変化のトリプル”を感じていて、天候に対して比較的不調が出やすい方なのではないか」

 台風や雨などで気圧が低下した時に自律神経に影響が出る「気象病」。症状は、めまいや倦怠感、不安感からアレルギーのようなものまで様々だ。久手堅院長によると、「雨の日(気圧が低い日)に体調が悪くなる」「雨が降る前に何となく予測ができる」という人は「気象病」の可能性があるという。症状が気になる人は、気象病の専門外来に相談するなどして体調管理を行ってほしい。

(『ABEMAヒルズ』より)

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