アニメ「リコリス・リコイル」の人気の秘密は、少女たちの日常を描いたストーリーや、超絶ガンアクションだけでなく、エンディングの“入り方”にあった!本編からエンディングテーマ曲のイントロが流れる演出が、視聴者のハートを鷲掴みにしている。
【動画】キュートな看板娘2人の「いらっしゃいませ」から入るエンディング(22分15秒ごろ〜)
「リコリス・リコイル」は、犯罪を未然に防ぐ秘密組織「DA(Direct Attack)」のエージェントである少女たち「リコリス」の活躍を描いたオリジナルアニメ。2022年7月期に放送された本作は、リコリスの凸凹バディ・錦木千束(CV:安済知佳)と井ノ上たきな(CV:若山詩音)の日常や、2人の関係性の変化を描くストーリー、そして彼女たちの超絶ガンアクションが話題を呼んだ。小説化やコミック化、舞台化もされ、2024年6月7日からは舞台化第2弾の「舞台『リコリス・リコイル』Life won’t wait.」が上演される。
アニメ作品において、エンディングは本編終了後に始まるのが一般的。しかし、「リコリス・リコイル」は違う。ラストシーンの途中からエンディングテーマ曲が流れ、物語の続きへのワクワク感を演出している。この演出を取り入れている人気作品は多く、古くは「シティーハンター」、昨今では「【推しの子】」第1期などが挙げられる。
「リコリス・リコイル」第1話では、運命的に出会ったたきなと千束が「喫茶リコリコ」で働き始めたラストシーンで、シンガーソングライターの酸欠少女さユりが歌う「花の塔」のイントロが流れた。アップテンポで明るい同楽曲をBGMに、和風な制服姿で客を出迎える、笑顔の千束と少々表情が硬いたきながかわいらしい。
千束は自由気ままな楽天家、たきなはクールな効率主義者で、性格は正反対。第1話ラストシーンの演出によって、凸凹なこの2人の活躍に期待が高まった視聴者は多い。X(旧Twitter)上では、「イントロがかかった瞬間からワクワクするんですよね……」「1話からEDの入りが最高すぎる」「このアニメ最高やん次も楽しみ」といった声が寄せられている。
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