先月、横浜の温浴施設で開催された「熱波甲子園2024春」は、サウナの中を盛り上げる「熱波師」日本一を決める大会であり、全国の温浴施設から20組がエントリーした。
【映像】なんでもあり! 「サウナ×ふんどし」「サウナ×恐怖体験」とは?
この大会では、タオルの風圧によるペットボトル倒しなどサウナ内でのパフォーマンスを競い、芸人や現役の僧侶といった個性豊かな熱波師たちが熱のこもったパフォーマンスを披露した。
例えば、「サウナ×ふんどし」の熱波師芸人伊倉ゆう(愛知県)や、「サウナ×恐怖体験」の西尾温泉茶の湯(愛知県)などといった一風変わったパフォーマンスも。熱波を受けた客たちはその後に水風呂に入り、体を冷やしていた。
ABEMA NEWSの辻歩キャスターもサウナへ突入。熱波師の熱波を浴びて「めちゃくちゃ来る!!」と驚きを隠せない。「熱波に顔をバシッと叩かれるような感覚」を味わい、体感温度は上がり続け、サウナを出た頃には汗でびっしょりに。その後、水風呂と交互に行うことで身体が“整う”感覚が得られるという。
普段は黙々と入ることが多いサウナだが、トークが達者な熱波師によって体感時間が短く感じられ、軽快なトークもサウナの大事な要素だと実感。
参加する熱波師の中には、特別な思いを持つ人もいた。26歳の山岳熱風アダチさんは、サウナで町おこしを行う山形県西川町に地域おこし協力隊として宮城県から移住し、熱波師として町の期待を背負って大会に参加した。
西川町かせぐ課NFTサウナ係の鈴木悠史氏さんもアダチさんに大きな期待を寄せ、西川町の地域振興をサウナで進める計画を大々的に応援していた。
そしていよいよ迎えたアダチさんの出番。パフォーマンスのテーマは「瞑想」だ。参加者が目を閉じる中、アダチさんが熱波を送ると辻キャスターは「技術が違う! さっきの3倍くらい汗が出てくる」とつぶやきながら目をぎゅっと閉じる。
5分後、スタッフの「終了でーす!」のアナウンスでアダチさんの出番は終了。同時に拍手が起こった。
すべての熱波師のパフォーマンスが終わったあとはいよいよ結果発表。サウナとは異なる熱気の中、頂点に立ったのは、大阪の蔵前温泉「さらさのゆ」の熱波師であった。アダチさんは惜しくも20組中5位という結果に。次回は優勝を目指すという。
こうして、熱波甲子園2024春は多くの熱気を帯びたまま幕を閉じた。
大会を運営する日本サウナ熱波アウフグース協会 林和俊代表は、今回の大会の盛り上がりについて、「お客さんも多く、熱いものを感じた」と述べ、サウナの魅力について「血行が良くなることと、水風呂に入ることでよく眠れること」と語った。また、サウナデビューを考えている人に向けて、「まずは水分補給をしっかり行い、体調が悪いときは控えるように」とアドバイスを送った。
(『ABEMAヒルズ』より)
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