【写真・画像】ペナルティ?ええ!?…実況も絶叫 0.1秒を競うピットストップで“あわや接触”…スープラの命運を左右した悲劇の瞬間 1枚目
【映像】鬼気迫る“豪快”オーバーテイクの瞬間

 ペナルティで首位から4位に転落した「ENEOS」が、わずか10周で2台を抜き去り2位に浮上。気迫のこもった驚異的な追い上げにファンも「怒りのオーバーテイク!」「カッコよすぎ」と大熱狂した瞬間が話題を呼んだ。

【映像】鬼気迫る“豪快”オーバーテイクの瞬間

 6月2日、鈴鹿サーキットで開催されたスーパーGT第3戦決勝。GT500クラスでは、63周目のアンセーフリリースによるドライブスルーペナルティで、首位から4位に転落したENEOS X PRIME(#14 GR Supra)の福住仁嶺が、ペナルティ消化後に首位奪還を目指し、驚異的な走りを見せた。

 レースは72周目、14号車はコースに復帰すると、3位を走っていたポイントリーダーのau TOM'S(#5 GR Supra)をヘアピンで捉え、激しいチェイスを見せる。西ストレートを超高速で抜けて、130R手前でサイドバイサイドから堂々とオーバーテイクに成功。早速、3位で表彰台圏内に浮上した。

 圧巻の走りはそれだけにとどまらない。

 今度は78周目に、2位を走るARTA(#16 MUGEN CIVIC TYPE R-GT)を捉えると、再び激しいチェイシングを繰り返し、絶好のオーバーテイクポイントであるシケインで勝負を仕掛ける。インへ完璧に差し込み、見事オーバーテイクに成功し、ついに2位まで巻き返した。

 この豪快なオーバーテイクによって、残すはトップを走るDeloitte TOM'S(#37 GR Supra)のみとなり、苦い表情を見せていたチームメイトの大嶋和也も、どこか安心した面持ちで、両手を叩いてガッツポーズ。ファンも「オーバーテイクカッコよすぎ」「怒りのオーバーテイク!」「気迫がすごい」「2位浮上キタ!」と大興奮の様子だった。

 最終的に14号車は、首位を走る37号車を捉え切ることはできず、2位でフィニッシュ。優勝にはあと一歩及ばなかった。見えていた優勝を逃す形になっただけに、表彰台でもステアリングを握っていた福住の表情に笑顔はなかった。

ABEMA『ABEMA SUPER GT ダイジェスト』/(C)GTアソシエイション)

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0.1秒を競うピットストップで“あわや接触”…スープラの命運を左右した悲劇の瞬間